博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

糸島市の発展可能性を探る!?

日本の半分の自治体が消滅する、

 

でもでも、「地方消滅」の著者、増田寛也先生は論文の中で、消滅せずに発展していく可能性のある都市も、上位20位掲載されています。
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その20位までに入るのは、産業誘致型、産業開発型、ベットタウン型、公共財主導型、学園都市型の5つのモデルに類型されています。


糸島市は、福岡市のベッドタウン型、九州大学による学園都市型と2つも要素を持っています。しかも、ベッドタウン型は上位20自治体の50%を占めています。


ですが、ベッドタウン型は、隣接自治体に依存し、地元に仕事がないことにもつながり、子育て、高齢者支援などの福祉へのお金が必要になるということです。学園都市もまちづくりにお金がかかります。

 

隣に働きに行くだけでは、糸島市の人材が消費されるだけで、糸島市の生産性があがらず、資源も残りません。

 

生き残るモデルを考える場合「単純にベッドタウンでうちは大丈夫。いますでに開発が多すぎて逆に困ってますよ」という楽観的な姿勢は危険です。

 

糸島市は恵まれた地理にありながらも、産業誘致型、産業開発型への投資を進めることで、発展可能性が高くなると考えています。


産業で稼ぎ!

それを福祉の充実に投資するというサイクルを生み出していくべきです。

 

地域の所得の源泉である生産(付加価値)を高めるために、市内で外貨を稼ぐ企業をたくさん産み出し、域内循環を高める政策を打ち出して行かないといけないと思います。

フォーラム動画アップされました

 3月26日(日)に東京六本木で開催した「地方創生☆RESASフォーラム2017」当日の動画が公開されました。

山本地方創生担当大臣による基調講演や有識者によるパネルディスカッションなど盛りだくさんでした。フォーラム公式サイトからぜひご覧ください!⇒https://forum.resas-portal.go.jp/2017/

 

www.youtube.com

しかし、他の方とすると、私の話が下手でわかりにくすぎますね。

 

自分を客観的に動画で見る機会はないので、とても、次に生かす勉強になります。

 

夏野先生、鈴木市長、渡辺先生はすごくハキハキわかりやすいですねー😓

 

来てくださった方にお返しできるものがなかったかもしれません。

 

今日は、帝国データバンクのお二人が東京からわざわざお越しいただき、お話しましたが、とても楽しかったです。

 

私の話のまとめ方が下手くそで何を言っているのかわかりにくかっただろうなぁと反省中。

 

とても話しやすく誘導してくださり、まとめてくださったものを見せていただくのが、楽しみです。

 

Uさん、Mさん、本当にお世話になり、とても勉強になりました!

また、お会いできたら、今度は飲みに行きたいなぁ~

 

糸島をTVで紹介いただきました

日曜朝の情報番組『シューイチ』(日本テレビ)で糸島が紹介されます。
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気になる話題を毎週紹介する「9時半越え」コーナーで福岡・糸島が特集。
番組MCの中山秀征さん、片瀬那奈さんが巡ります。

番組放送300回を記念しての2週連続の福岡特集だそうです。
市内の魚を食べさせるあのお店(た…)や、牡蠣小屋のあのお店(の…)などが出るようです。

 

ぜひ糸島のグルメを番組をご覧いただきたいです。
9時半前からチャンネルは『シューイチ』で

 

番組ホームページ

http://www.ntv.co.jp/shu-ichi/kujigoe/index.html

協定、提携する?考える軸がないこともない

今日は市長、副市長と糸島市マーケティングモデルの連携先との面会。
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(左:月形市長、右:谷口副市長、ぼんやり手前右:私)

 

最初は緊張の雰囲気でしたが、次第に場も和み、楽しく終えることができました。

 

少しずつ事業の土台を築いていきたいと思います。

 

連携ですか、経営学の理論をどんな場面で行政分野に応用するか、「どこまで民間経営手法を持ち込めるか」です。

 

この連携でも、持ち込めます。

自治体職員なら協定を結ぶ仕事に出くわすことは、何度か経験するところだと思います。

 

ここでは、グローバルマネジメント(国際経営)で学んだことを使うことができます。

 

協定を結ぶだけでなく、パートナーを探すということは、提携するメリットがなければ意味がありません。戦略的に提携を結ぶには3つの視点があります。


■戦略的提携の目的 (Doz & Hamel)

1 Co-option
競合する企業や潜在的な競合企業、補完する能力のある企業を取り込んでクリティカル・マス構築=ポジションの構築

 

例えば相手の販路を使わせてもらえる、新しい市場参入の仲介をしてもらえるなど、相手の持つ資源を活用させてもらい、ポジションを確保します。

 

2 Co-specialization
他社の経営資源、スキル、能力、知識を利用して相乗的な価値創造を生じさせる
 =機会の創造(新商品、新サービス)

 

自分だけでは生まれない新しいことができるようになります。

 

3 Learning(学習)
自社にない能力を他社から組織学習する。

 

 

 国際経営で学んだ分野ですが、相手と組むかどうかを判断する基準を得ることができますし、これから見出ださなければいけない場合も、この基準を元に、双方のメリットを生み出すことを考えることができます。

 

行政分野で、どう民間手法を持ち込むか、私が実務でできることを少しずつ構築していけたらと思います。

 

面会の写真をカメラマンが撮っててくれたけど、どんな感じかなぁ~。上手な人の写真は全然違うから見てみたいなぁ。

 

部署名は変わりますが来年度もいまの担当で継続です。秘書広報課って、「秘書」って言葉は自分には似合わない。。。

平成28年度最後の明日は、帝国データバンクの方とお仕事。楽しみにしてます。

 

飲み会3日目、おやすみなさいしますzzz

 

 

 

大切な職員の皆さん

市長をはじめ、企画部の皆さんを中心にリーサス政策アイデアコンテスト最優秀賞受賞の祝賀会を開催していただきました。

 

声がかかった職員には、他人の賞のため、年度末の忙しいのに、冗談抜きに迷惑だったと思います。

ただ、来て下さった皆さんは本当にありがたく、本当に大切にしないといけない人たち、周囲への感謝を忘れてはならないと思いました。

 

祝賀会では、発表させてもらう機会をいただきました。生の発表だったので、コンテストでは話せなかった職員向けバージョンで、思考したストーリーを話させてもらうのことで、すこしでも来て頂いた皆さんにメリットを提供したいと考えました。

 

また、反対に皆さんに意見をもらうことで、私も学びを得ることができました。

 

やっぱり、

外部にさらされる機会は貴重

です。

 

いきなり飛躍した話になりそうですが、外部環境にさらされない、評価を得られない種は絶滅し、文明は遅れをとり、会社は倒産してきたことは時代が証明してくれているので、個人としても、その機会をたくさん得たものは新しい環境に適応する力を得ることができているはずです。

 

祝賀会では、職員の視点で、民間の考えを政策に持ち込んだ取組を見てもらったり、コンテストで外の評価を受けた内容を説明することで、私も刺激を得ることができました。

 

戦略的提携の目的、つまり、「パートナーと組むかどうかの3つの視点」、「アンゾフの製品市場マトリックス」、「データの分解」は、興味がある職員の人も多くて、行政の仕事でどう使うかをきちんと説明すれば、皆さん普段使ってくれるようになるんだと思いました。

 

また、賞をとっても、給料は変わらないし、昇格するわけではないですが、それは仕事をする人たちの信頼など別のところで返ってきます。

 

野球選手が打率で年俸が変わるときに、少しの打率の変化で、何倍も年俸が変わりますが、同じように公務員も、少しずつの仕事の成果を積み上げていけば、周りの評価は2倍も3倍にも増えているはずです。

 

同じ人間で、しかも同じ試験を受けて入り、ある程度同じ経験を積んだ職員どうしに、そこまで能力が違うことはないと思います。同じような資質の職員がたくさんいるはずです。ただ少しずつの努力と行動で、成果は何倍にも違うのだと思います。

 

職員の刺激のために、外の刺激をたくさん持ち込んでくれる人が増えれば、環境に適応し、糸島市全体の成果が上がることにつながるはずです。

事業を立ち上げるときもですが、あらかじめ外部のフィードバックの機会を組み込んでいく必要があると思います。

 

 今日お祝いしてくださった皆さんには、本当に感謝してもしきれません。

 

福山雅治さんの「家族になろうよ」の歌詞

「一歩ずつ与えられる人から、与える人へ変わってゆけたなら~」

にあるように、与えることができるものを増やして、与える人に変わっていきたいと思います。


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初めてのパネリストが大舞台!?

パネリスト初体験

フォーラム、シンポジウムで、専門家などがステージに登壇して公開トークをします。

その登壇者がパネリストですが、これまでパネリストをした経験がありませんでした。

むしろ、裏方としてパネリストをお願いし、会の段取りを行う側です。

今回、地方創生政策アイデアコンテスト最優秀賞受賞者として、登壇させていただくことになりました。

初めてのパネリスト経験が、地方創生担当大臣の基調講演を初めとした、自治体の長、大学教授の方々と並び、しかも東京の都心部内閣府主催の大舞台。自治体職員がなかなか経験できないようなことなので、自分が如何にここから学びを得るかという気持ちで参加しました。 
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フォーラムの動画も近日公開されます。

RESASフォーラム2017ホームページ
https://forum.resas-portal.go.jp/2017/

 

登壇への準備

初めてながら、自分なりに事前の勉強、準備。とにかく「3つの視点」をもって話す内容を考えました。

○お越しいただく会場の皆さんにとって何がベネフィットか?

来場者は、その分野の専門家が登壇して一同に会するため、地方創生に関する政策、データ活用の最新動向、先進的な取組みを情報収集し、組織、個人の仕事、学びに活かしたいと考えていると思います。

 

○主催者の目的を達成できるか?

主催者は、国民にデータ活用の機運を高め、地方でもデータを使った政策や、そのようなスキルを持つ人材が生まれ、増えていくこと、ムーブメントの種になることを期待していると思います。

 

○上記2つのために、自分に期待される役割は何か?

来場者と主催者のために、私に期待されていることは何か。その役割をきっちり果たすことが大切です。私はデータを使う、いち自治体職員の立場として、

来場者には、

「普段、どうRESAS(リーサス)やデータを活用しているか。その考え、事例を提供する」

主催者には、

「RESAS(リーサス)とデータ活用の有用性を広めるお手伝いをする」

という役割を果たそうと、また、呼んでいただいたからには、できれば期待以上のものをお返ししたいと思いました。

 

トーリーの内容

■コンテストでの発表概要

発表の動画はこちらからご覧になれます。

https://contest.resas-portal.go.jp/2016/

■データを業務にどう使うかの考え

  ①どの分野にも使える

     産業、福祉、教育、環境etcどんな分野でも、担当でも政策立案にデータが使える。

  ②強み、弱みを見つけるために使う

     リーサスを使うと簡単にベンチマークができ、自治体の強み、弱みを発見できる。

  ③課題を絞り込むために使う

      打ち手を考えるためには課題を絞ることが大事。課題を絞ると楽になる、その事例をデータを使って理解してもらう。

■データを使う意義

  ①選択集中の重要  

    どの自治体も厳しい財政の中、どこに資源配分し、持続可能な公共経営を行うか、データなしに判断できない。

  ②説得

     データで見せることで、上司、同僚、市民の皆さん、周りに納得してもらいやすくなる。説得ではなく、納得へつながる。

  ③自信

     新しい事業を立ち上げると、批判されたり、予定通りいかなかったり、色々な壁にあたる。そのときデータで「何が正しいのか」を確信していると負けずに進めていける。

 

といったことをお伝えしたつもりです。

でも、うまく行きませんでした(笑)

 

パネリストとのトークの流れのなかで、それを伝えていくのが難しいかったですし、反省点ばかり。しかし、うまくいかなかったからこそ、多くの学びがありました。

 

最後に

パネリストより大変なモデレーター(進行役)を務めてくださった慶應義塾大学夏野剛先生には慣れない自分をうまく導いてくださって本当に感謝です。自分もこんなレベルの人になれるのだろうか、と高い領域を見せてもらえました。控室でも、山本大臣との雑談でも、ムードメーカーで、失礼ですが、とても楽しい方でした。

同じ慶應義塾大学の渡辺美智子先生は、教育分野からのご意見をたくさん聞かせていただき、隣で話しながら、教育視点からデータの使い方を学ばせてもらいました。

燕市鈴木力市長からもトップの立場から、どう人材育成、政策に生かすかを教えてもらうことができました。市全体を導くためにデータをどう活用するか、本当に先のことを考え、人材に投資されています。

 

そして何より、私にこのような機会を与えてくださり、準備など大変お世話になった内閣府のHさん、コンテストのときから今日もずっとフォローしてくださった内閣府のHさん、アテンドしてくださったデロイトトーマツのTさんには心から感謝です😌

私は出るだけで終わりですが、裏方はとても大変だったと思います。
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日本にムーブメントを起こすような、全国の地方自治体のお役に立てるような役柄を与えていただき、また、地域から他地域、全国にも広がるような貢献がしたいと思っていたので、その一翼を担うようなことができたことがさらに今後のモチベーションにつながります。

 

渡辺先生から「博士まで行かないんですか?まだ誰もいない領域の第一人者になって!」とお別れするときまで激励くださり、やはり博士に行きたいと思えました。

 

自治体職員として、また志が高くなった1日でした。糸島から頑張ります!


山本大臣の名刺
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と、

プレミアムうまい棒もらいました。

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かけ橋になりたい〜外とのコラボレーション

今日はお仕事で、福岡市の高級料亭の桜坂観山荘へ。
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お仕事の内容は、もずく!?

 

糸島は福岡県の生産量の半分を占める「もずく」の生産地。しかも、地元では「ふともずく」「そうめんのり」と呼ばれ、普通の藻に生えるもずくより、かなり太く、岩に生える海苔の一種で、珍しいものです。
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マーケティングモデル事業という、市内の食品関連事業者の商材をブランド化していく実績を積みつつ、マーケティング手法を普及させていく取組を始めているのですが、この第一弾として、このふともずくでマーケティングを始動しています。
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このふともずくは、JF糸島(糸島漁業協同組合)の芥屋支所もずく部会の皆さんが養殖しています。今回、福岡市にある桜坂観山荘に、もずく部会の漁師さんたちを連れて、この糸島産ふともずくの取扱いを交渉に。といっても、政治家、財界人の御用達の高級料亭に飛び込むはずもなく、事前にご挨拶に伺っており、私は2回目の訪問でした。

社長、店長、料理長がお出迎えしてくださり、話も楽しく進みました。
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http://kanzan.net/sakurazaka/

 

販路開拓、広告宣伝は、狙うマーケットの現場に精通し、すでに販路、広告媒体を持っている人たちと組み、かつ自由に動いて貰える環境をつくることが大切です。

そこで、福岡市内の商業高校「博多女子高校」、またその授業を担当しつつ、零細事業者が自らできる宣伝を実践してある企業「アジアン・マーケット」と組みました。
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イノベーションと言われる新しいことを起こして行くには、内部だけで固まらず、外の人材を巻き込む必要があります。

 

ただ、糸島市内には外とつなげる人材がいない筈はないのですが、そのような方は若いときに外で仕事をしている人なので、地元で何か始めるタイプは少ないようです。

 

もともと地元で育ち、地域愛が強い人たちが新しいことを始めてくださるのですが、愛が強すぎて、事業の目的より先に地元ですべて揃えることになりがちです。

 

私もマーケティングモデル事業を提案したとき、何人も「なぜ地元の高校とやらないんですか?」と聞かれ、さらには「私たちと組まなかったことを恨んでますよ」とまで言われました。

 

交流を深めることが目的なら、それでいいのですが、糸島市の産業振興のため、地域が儲かるという目的に必要なことを第一に考えれば、その答えは変わります。あとは自分が地域に喜んでもらえると信じて、初志を貫くのみです。

 

私は、ビジネススクール、九大などで作った人脈を使って、糸島外の人とのかけ橋になることが役目だと考えています。

 

理論的にはなりたくないのですが、イノベーションマネジメント、パートナー提携戦略といった知識をつけ、先人たちの知恵をお借りし、そうすることが成功への鍵だと自信を持って実行できるようになりました。

 

糸島市のために外とのかけ橋になりたいと思います。

 

今日も下手な顔合わせの進行で、皆さんには大変ご迷惑をおかけしましたが、なんとか糸島の漁師さんたちと外の観山荘との間に橋はかかったのではないかと思います。

うまく行けば5月には新メニューが!?

糸島産ふともずくのA級グルメができるといいなぁと思いつつ、、、かけた橋が次々にデザインが施され、そこにしかない橋になってもらいたいです。

 

一方で関係者が多くなるほど、距離が遠くなるほど、関係が薄いほど調整が困難。途中で何度も障害が出ます。地元の意向と外の意向、市の事情で時間がかかったり、修正したり、嫌なことも言わなければならなかったり、相手を心配させないよう自分の中で受け止めたり、、、気持ちが萎えることも多々。

それでも必ず市民のためになる、その気持ちだけは忘れずに、あとで失敗して攻められてもいいや!と。

 

ただ、これからも、安心して渡ってもらえるような橋をかけれるよう、糸島の「かけ橋職人」として、もっとスキルを磨きたいです。

6人で世界とつながる

近頃、ネットワークの大切さをしみじみと感じる機会が多いのですが、人は、知り合いから6人を介せば世界中の人とつながっていると言われます。

これは

六次の隔たり

と言って、本当に実験されたり、論文で証明されたりしているものです。下のサイトがわかりやすいです。

https://artroot.jp/article/201403023/amp

 

今度、フォーラムでお会いする、山本大臣、燕市鈴木力市長、慶應義塾大学夏野剛先生と渡辺美智子先生のことを考えてもそうでした。

 

山本大臣にお会いするのは2度目ですが、ビジネススクールで出会い、そこから仕事も生まれた九州連携機構の小早川理事長もよく山本大臣をご存知で、お話ししたとき「幸三(こうぞう)かぁ」と。繋がってるなぁと。

別の話ですが、3/26のフォーラム開催にあたり、私の名前を山本大臣のホームページに紹介してもらい光栄です。

http://www.yamamotokozo.com/?cat=7

 

鈴木市長は、私の上司が燕市の職員さんとアカデミーという千葉市にある職員研修所の同期で、すでに鈴木市長にも私のことを話してもらい、私も会ったときに鈴木市長に、という感じで、いつの間にか、お互いにお会いしたときの話のタネを仕込んでいただきました(笑)

 

夏野先生はコンテストの審査員をしていただいときに1度お会いしています。懇親会でも話せなかったので、お話ししたいなぁと思っていました。

 

渡辺先生は、なんと放送大学の統計の講座をとったときにWOWOWで拝見し、ちゃんと課題の提出、試験を受けました。

10年近く前になるので、まさか同じ席にならぶとは、、、九州大学での授業(パブリックマネジメント、企業戦略)で、慶應義塾大学上山信一先生から学んだのですが、おそらく上山先生は渡辺先生のことをご存知だと思います。

 

ビジネススクールで、六次の隔たりを学んだとき、海外のサイトで、人の名前を打ち込むと誰と繋がっているかを見れるサイトがあったのですが、忘れてしまいました。。。

 

木村拓也さんが、松田聖子さんと、そこからハリウッド俳優、オバマ大統領に繋がって、やっぱり6人以内で大統領まで繋がったーと、おもしろいサイトでした。

 

忘れてしまい、ごめんなさい(>_<)

 

仕事では、自分の仕事関係外や距離的に遠い人などと、ネットワークを多く持つ人は、その動きが重要になってくると思いますので、やはりいろんな人とつながって行きたいと思います。

 

超進学校の教育効果、地方公務員にもあてはまる

濱中淳子さんの「超」進学校 開成・灘の卒業生-その教育は仕事に活きるかー
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ご本人も東大卒ですが、超進学校を出た人の卒後のキャリアと一般大卒のキャリアを調査で比較し、どのように違うのか、超進学校を出ると仕事で変わることがあるのかをデータを使いながら、解き明かしてくれています。

とてもおもしろいです。

 

人脈はやはり大事

特に、人脈が年収に与える影響は高い、ということ、しかも、一般大卒の場合は大学時代の人脈の方が有意に働くのに、超進学校の場合は高校時代の人脈の方が有意に働いていることは、普通の人たちとはあきらかに住む世界が変わってくるのだと理解できました。
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しかしながら、人脈は誰にとってもキャリアアップに有意であること、また私のような凡人は、中高大の人脈全てが大切になるということもわかりました。

年収が上がるということは、仕事で成果をあげる、役職になりやすい、有利な転職がある、というところですが、このあたりもこの本ではデータによって、転職の回数などまで示されています。

 

 一方、理系職種で、知識、技術などに偏る仕事は、自分の能力に左右される部分が大きく、あまり人脈によって創造的な仕事ができるかどうかは関係なさそうです。

逆に捉えると、地方公務員は人脈によって、価値創造がしやすい分野となります。

 

リーダーの行動は

誰しも社会人として経験するのは、人間関係の壁。仕事でも、地域でも、学校でも、いろんな場面でぶち当たると思います。

仕事でリーダー(役職)になった人となっていない人を比較して、学生時代に学校行事、課外活動に積極的に関わったかを調べてあります。

まず、おもしろいのは、積極的に課外活動に参加しなかった人は、こじれた人間関係をそのまま放置する人が多く、学生時代に積極的に課外活動に参加した人は壁を乗り越えるか、新たな活路を見出だす人が多いということです。

解決策を打てない人は、リーダーになる(昇格する)どころか、仕事にも支障が出ていくので歳を重ねるごとに仕事をするのが苦しくなってくることが想定されます。
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これは学生時代の勉強以外の経験が、その後の仕事に役立ち、生きる力を育んでいることがわかります。

職場に置き換えても、仕事の勉強だけでなく社会的な経験値を積むことの大切さ、PTA役員をしていて地域で子育てをすることの大切さを思うことがあり、とても参考になりました。

 

また自分がリーダー(役職)になってしまったときは、 
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部下に、壁を避けて別の道を探すという姿を見せるより、壁を乗り越える姿勢や道標を示す方が周囲がついてくるということも考えないと行けないと感じます。

 

最近、ビジネス系雑誌ばかり読んでいましたので、より深く本から学ぶことはやはり大切ですね。

国内MBA、ビジネススクールのさわり

私の経験から少しでも皆さんに還元できるものとして、国内MBAについて、興味のある人、行くかどうか迷っている人へ、少し綴りたいと思います。

 

何はともあれ、まず、

 

費用は

国立大の場合は、だいたいですが、

入学金26万円

学費53万円×2年

 

それに、

教材 10万円(感覚)

永久同窓会費3万円 

交際費10万円くらい(感覚)

プラス交通費(人による)

 

というくらいです。

教材は1年目の方がかかり、ブリーリーマイヤーズ、マネジメントコントロールなど、先生の著書だけでなく、海外ビジネススクールのスタンダード教材(分厚く英語)が使われます。自分で個人輸入したり、Amazon中古が活躍します。

私の場合、交通費までいれて200万円近くかかったと思います。

 

救済措置がある

ただ、いまは教育訓練給付金、しかも専門実践給付の対象なので、授業料53万円のうち年額上限の32万円が返ってきます。つまり2年で実質40万円の授業料で行けるのです!

すばらしいですね。ただ、雇用保険加入者に限られるため、残念ながら公務員は対象外です。

同じように仕事に生かすため、キャリア形成のために来ている民間の人は適用されて不公平な制度のように思えましたが仕方がありません。この制度が適用されれば博士課程まで行く後押しになりそうなのに、、、将来公務員にも適用される制度ができることを期待しています。

 

授業レベル

海外でMBAをとった先生がいたり、大学として海外のビジネススクールを研究し、文部科学省の認可を得てある以上、一定のスキルは学べると思います。ただ、本場のビジネススクールを出た先生が言うには、夜間で取れるパートタイムMBAとはレベルが違うと言っていましたし、半期間来るMBA留学生は確かにみんな仕事をやめてからビジネススクールに飛び込んでいましたし、学費も高かったです。レベルとスキルアップを第一に、他のことが容認され、国外に行くことが許されるなら、海外のビジネススクールに行った方がよいかと思います。授業にはその国で活躍する実業家が講師として招聘されることも多く学校に行きながら、現地の先進的なビジネス手法を学べ、グローバルな仕事をしたい人は海外の人脈もできますので、日本では誰も知らない、できないようなこともできる可能性が高くなると思います。

 

卒業後

国内の場合、そのエリアでもともと優秀な人が集まっている確率が高く、卒業後に活躍し、近隣でメディアに取り上げられる人がかなり多いです。 

例えば福岡における、ほとんどの分野の第一線で活躍している人たちとの人脈が出来るので、私のように地域密着で仕事をしている人は海外より大きな財産になるのではないかと思います。

また、授業の聴講制度、団体などの勉強会、同窓会などさまざまな学習の機会、情報収集の機会に恵まれます。

またMBAを取得してある人とわかれば、ビジネスの基礎知識、マーケティング、財務、有名な理論やフレームワーク、専門用語などはお互い理解していることが前提で、細かい説明をせずとも話が通じるので、とても話しやすいのは間違いありません。

 

他にも色々メリットはたくさんありますが、迷っている方は行った人に聞くのが一番です。書ききれないほどの情報があります。

ちなみに、外資のある大企業の方でしたが、どんなに優秀でもMBAを持たないと役員にはなれないそうで、スタートにすら立てないと聞きました。

入学試験の論文の書き方なども、卒業生にぜひ相談に乗ってもらった方がよいと思います。