博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

あけましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

例年どおり、1年の幸福を祈り、夜神楽から始まって自動的に初詣。ちなみに、右ふたつが自分の役でした。
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手力王尊

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岩戸をこじ開けるための紐を結ぶのを忘れ、舞いながら結ぶという失態。新年からお越しくださった皆様申し訳ありませんでした。
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先駈の神主

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写真は先輩職員のもの。カメラマンとしての腕前がスゴすぎて、いまの職がもったいないくらい。

 

今年はまた公私ともに新たな挑戦を始めますので、読んでいただける皆様よろしくお願いします。

 

ご挨拶だけで、なんのためにもならない中身で申し訳ありませんでした。

 

ひとつだけ、

 

私も入っているHOLG運営の地方公務員限定サロンが開設されました。

どこかでお名前を拝見したことがある、有名な地方公務員の方々がたくさんいらっしゃいます。

地方公務員であればどなたでも入会でき、メディア記事投稿などの部活動、ウェブセミナーなどの交流ができます。私も、また新しい出会いがあるとうれしいです。

のぞいてみてくださいね。

https://www.holg.jp/original-article/onlinesalon1/

はじめて大学で講義

京都府立大学の学部3年生の講義に。f:id:okagon:20181222213006j:image

参加者ほとんどが地方自治体職員を希望しているとのこと。地方自治体の仕事のイメージが少しは変わった(良い方に)んじゃないか…
という気がします。

 

よく質問もして、賢い子たちばっかり✨

 

さすが講義に呼んでくださった恩師の一人T先生の教え子たちで、ロバート・パットナムの「孤独なボウリング」「哲学する民主主義」をしっかり勉強してました。

古典で結構なボリュームの本なんです。

自治体職員でもなかなか読んだことある人いないと思います。

 

この大学ホームページを見てみると、「地域公共政策士」って資格までつくってあって一定の政策立案レベルに到達させているのでしょうか…驚き。f:id:okagon:20181222213423j:image

しかし、パットナムしかり、習った理論をどう実践に使うかも、事例を踏まえて話させてもらい、そして、自治体職員が苦手な、課題を見つけて、絞り込むために、データをどう扱っていくか、また、扱う前に道を決める方法を教えて、ワークショップで体験してもらいました。

 

「最初難しかったけど、分かってきてできるようになりました」と。

2、3年で、地方公務員になったら、今日の話を思い出して実践に活かしてほしいな。

 

いつか再会できるのを楽しみに待ってます。

 

地域の共通価値を創りだす!

3年ちょっとぶりに、日本環境設計 会長 岩元さんと飲み会。

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岩元さんと言えば、この数年で一気に有名になった方。皆さんご存知のバックトゥー・ザ・フューチャーのタイムマシン「デロリアン」を、コネなしでハリウッドに行き、本物を買ってきた人です。

そして、次代を創る100人のトップに!

ちなみにソフトバンク孫正義さんは6位。

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何をされてるかといえば、こちら。

(岩元さんの紹介記事)

https://wired.jp/waia/2017/16_michihiko-iwamoto/

 

簡単にはリサイクルです。

有機物C,H,Oの「C」を分離して「糖」をつくられます。わかりにくいですね💦

布も、プラスチックも、世の中の多くが有機物!洋服、おもちゃなどから、バイオ燃料をつくる技術を開発されました。それも原料と燃料が1:1の比率で再生され、しかも何回も、半永久的にリサイクルができるんです!

 

その燃料でデロリアンを映画と同じ日に走らせました。そして、普段は自家用車としてデロリアンに乗ってあります笑

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http://bring.org/GoDelorean/

 

ほかにも、東京オリンピックの金メダルは岩元さんの技術で携帯電話から金を取り出して作られます!1個の金メダルに金6gを使うそうですが、携帯300台にあたります。

皆さん、ぜひ回収にご協力を!

https://medal-project.idc.nttdocomo.co.jp/

 

なぜ商社を辞め、この会社をつくられたかというと、

 

「戦争を無くしたい!」

 

戦争、内戦は、地下資源の奪いあい(レアメタルの争奪のために私たちが使うプレステ戦争があったことも…)。

地下資源を使う必要を無くし、戦争を無くすという志をもって、服からバイオ燃料をつくり始めました。

 

紛争地域の地雷撤去、子ども兵救済などでの活躍のテラ・ルネッサンス代表  鬼丸さんは(https://www.terra-r.jp/index.html)、岩元さんと出会って、

「あぁ~、やっとこれで戦争が終わる」

と思ったそうです。

 

原料の服をお店に持ち込む消費者、回収箱を置いてくれるお店、石油を使わず製品をつくるとコミットする企業。

まさに共創価CSV(creating shared value)!

 

フランス政府も、東京の次にあるパリオリンピックで岩元さんに相談。EUも、G20も、そして、世界中から投資をしたい企業が岩元さんのビジネスにあつまってます。

 

CSVはマイケルポーターが提唱した次代のマーケティング戦略。共通価値を創造していくための3つの方法を具体的に示しています。

どれも、今回の岩元さんのビジネスに当てはまります。バリューチェーンは、本当に世界の流通が変わりますね。石油は輸入されなくなる、ごみ処理上に行かず、燃料を運ぶ体制も変わる。一気に社会構造が変わります。

 

正しいを楽しく!

デロリアンだけでなく、燃料で飛行機を飛ばす!金メダルをつくる!

ワクワクな仕掛けがたくさん!

 

ちょうどこれに関して見た映画が、

ボヘミアン・ラプソディーではなく(見ましたが)、

「パッドマン」

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インドの貧しい村では、生理用品が買えず、毎月5日間、汚らわしいものとして女性が屋外に隔離され、汚い布を使って病気になったり、不妊になったり、亡くなってしまったり、女の子は学校にも行けなくなる深刻な問題。主人公は、妻との結婚を機に、妻の体を心配し、女性を助けてあげたいと、自分で製品や製造機械を作り出す話。

風習を壊そうとする彼に対して、村人たちからものすごい反発にあい、村八分。村を追い出されてしまいます。しかし、妻の、女性の健康を守りたい一心で彼は諦めません。

そのことが、人々の共通価値へ。

 

私は、博士課程で、ちょうどこのこと、共通価値をテーマにした地域経営を研究しようと思っています。

例えば、日本の食はいい方に進んでいるとは…

消費者、企業、農家、自治体から共通の価値を定義して、連携を創ることは可能だと思いますし、これから持続可能な地域を作っていくためにはこのような手法が必要です。

 

先輩の博士論文も読み、自治体経営における、NPM(ニューパプリックマネジメント)は、短期的な効果を追及しすぎており、消費者、住民までを経営に巻き込んだNPG(ニューパプリックガバナンス)による共通価値を定義していくことが重要になってきます。

 

これから共通価値を創出する地域経営が重要。いくつか調べた大学に経営学の社会人博士コースがありますが、いろいろ考えたり、アドバイスを受け、方向を決めました。

実践しながら、そして、さらに自分の力をあげ、糸島で地域経営モデルを!

 

地域で起こっている社会課題を解決するために、「つながり」と「マス」を意識して、自治体職員にしかできないことを、、、

初めての糸島市職員研修!

先週は、全国放送NHKおはよう日本への出演からはじまり、講師三昧でした。

初めて、ホームでの市職員研修!
意外に他県でのおっきな会場より、顔見知りの皆さんの方が緊張しました。

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だけど、ホームの温かみを感じながら。。。

参加者が少なくならないように、気を使って参加してくれた皆さん、ありがとうございました。

総務課長が最後「分析は分解」と言ってくださったので、皆さんの頭に残ったかな🎵

 

そして、熊本県宇城市北海道庁、福岡県うきは市の皆さん連日、わざわざ私の話を聞きたいと遠方お越しいただきありがとうございました。

業務の支障がない限りはなるべく受けていきたいと思ってます。

(鹿児島県●市さんだけはお断りしてしまい、本当に申し訳なかったです。かなりスケジュールつまってて、次回は少し早めにご連絡いただければ空けます!)

日本財団東京ビッグサイト総務省仙台、京都府立大学とまだまだ先の講演はたくさん!

 

そして、研修の成果といえば、内閣府政策アイデアコンテスト2018

https://contest.resas-portal.go.jp/2018/detail.htmlf:id:okagon:20181123213030j:image

実は九州選出3チームに、すべて熊本の政策ワークショップ参加者たちが残ってました!
(天草インバウド・有明海苔・山都町間伐)

この時点で大人の部500チーム以上いるはずなので(昨年は600越えていた)、全国21チームに入ったのは上位4%きってます。

全国で専門家のリーサスワークショップがあってるけど、自分の素人セミナーから九州1,2,3位を独占してくれるなんて、うれしい限りです✨

 

実践のほうも、、、

糸島マーケティングモデルの第2弾の糸島産天然真鯛のだしスープっ鯛!!は、(株)やますえ 新商品開発始まって以来の大ヒット!社長も「こんなに売れたの初めて…」

と、発売したばかりなのに、これまで発売されたことのあった鍋スープの月平均10倍以上を売ってます。

テレビにもたくさん。このたびチームシェフコンクールで受賞し、関東での発売も控えています!
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第3弾のタケマンさんの糸島メンマも!

日テレほか、発売前にして全国放送でかなり露出してます。

http://www.news24.jp/sp/articles/2018/11/20/07409690.html

 

マーケティングモデルで、ちゃんとやればきっと売れる商品になって、ブランドになっていきます!

(ただ役所は予算との格闘中。いつまでもやらせてもらえないから次の展開を考える)

 

また、政策コンテスト2017で帝国データバンク賞を受賞した糸島ファームtoテーブルも、地元紙の一面を飾り、波に乗ってきました。
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ありがとうございます🙇

編集長自ら、現場にきて、印刷当日まで入念に記事を作ってくださいました。

神保町で糸島ジビエもどうぞ!
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ミッドタウン日比谷では天空テラスで、糸島の真鯛、たまごプリン、伊都の豚肉ロティなどフルコースです。
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ひらまつグループのリストランテASO チェレステ代官山でも、糸島豚を中心に伊都菜彩の野菜たちがお料理になってます!

http://www.city.itoshima.lg.jp/s007/030/2/03/20181012105538.html

 

どのようなレストランをご招待すれば、糸島の生産者との相性がよく、採用いただけるかわかってきました。始めたときに、ちゃんとデータをとってPDCAf:id:okagon:20181123214905j:image

いまは、ほぼ採用率100%!

素敵なシェフばかり!

すべてパンフレットもお店に置かせてくれて✨こんなにたくさんアンテナショップ出すなら大変な金額ですね…

 

いま九州のメディアで盛り上がっている初上陸の「MARK IS」に、糸島から真鯛フィッシュバーガー登場!http://www.baycrews.co.jp/topics/js-burgers/20181114-2/

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「天然」真鯛バーガーってなかなかないですよね!他にも、糸島のつまんでご卵、だいだいポン酢も、使ってくれてます。

ファームtoテーブルでご案内した、全国数十店を経営するベイクルーズさんのお店です(新商品担当のFさん、1年間社内で戦ってくださって本当に感謝します)。
真鯛フィッシュバーガーは、この店舗「J.S. BURGERS CAFE MARK IS」だけの限定商品!ぜひお試しくださいm(__)m

 

ちなみに、糸島産天然真鯛といえば「志摩の海鮮丼」、つまんでご卵といえば、直売所で食べることができる親子丼は本当においしいです。どんぶりシリーズ。

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末端の市職員には尽きない悩みも壁もたくさんあるけど、

 

なんでも楽しいと思えば、楽しくなる!

 

いま商店街で一緒にまちづくり会社を作ってる見た目飛んでる社長さんと、別件で話してて、

「とりあえず首突っ込んどきまーす!」

の一言に、器の大きさ感じました。

NHK密着取材、、、初体験

NHK福岡のディレクターさんの目にとまり、、、10月上旬から取材開始。

密着していただくなんて初めてで戸惑いました!

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でも地方公務員になりたい人や、いま自治体職員として悩んでいる人、情熱をもってる人たちの役にたてるとうれしいです。

 

現場、イベント、会議、そしてインタビューなど普段の姿を撮ってくださいました。

15分ほどの番組でこの取材量なので、一時間番組なんかになると相当長い取材になるんでしょうね。

【番組概要】
・放送日:11月1日(木)18時10分~
・放送局:NHK福岡放送局
・番組名:ロクいち!福岡(フォーカス福岡)

 

http://www.nhk.or.jp/fukuoka-roku-blog/sp/700/308471.html

佐賀、北九州、そして、全国おはよう日本でも放送いただけるそうです。

同じNHKのニュースでも、公務員の受験者がここ数年減っていることが取り上げられたばかりです。

https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2018/03/0301.html

 

若い人たちが、地方公務員になりたいと思ってほしい!

 

 

取材してくださったディレクターさん、カメラマンさん、音声さん、皆さんの仕事ぶりの方が私より凄かったです。

反対に撮られることが少ないと思いパシャり!
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取材先に合わせて、どこの現場でも、時間でも走り回り、短期間で編集。撮影中も出来上がりを考えて、頭の中で画を描かれてました。

 

大変なのに、いつも笑顔!

 

取材されているのに、3人の制作にかける思い、仕事に対する情熱を感じさせてもらいました。

 

制作終わったら、一緒に牡蠣小屋いきましょうね~と、終わりが寂しかった。。。

がんばり屋のテレビ局の皆さん、ファンになりました。応援してます!

糸島テロワール!東京ミッドタウンで大オープン!

10月1日(月)から11月末まで、東京ミッドタウン日比谷6F『DRAWING HOUSE OF HIBIYA』で糸島食材を使ったメニューが登場します。
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■詳しくは糸島市HP↓ http://www.city.itoshima.lg.jp/s007/030/2/03/20180916125518.html


■お店のHPはこちら↓
http://drawing.restaurant/f:id:okagon:20181001185451j:image

 

レストランの料理長 宮本光シェフは、糸島を訪れ、農場や漁港、直売所に行き、直接生産者から話を聞いたり、食材を見て料理を決定しています。

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6年連続日本一の漁獲量を誇る「糸島天然真鯛」や糸島野菜、乳製品など多くの糸島食材がメニューに使われます。f:id:okagon:20181001185434j:image

地方創生政策アイデアコンテスト2017で提案した糸島ファームtoテーブル事業でやってます。

 

自動的に雑誌でも紹介してもらいました。

https://www.fujisan.co.jp/zasshi_kensaku/1680287/?q=%E7%B3%B8%E5%B3%B6

 

そしてネットでも。ぐるなびでも予約できます。

https://amp.gnavi.co.jp/r/n1tked9z0000/

 

まともに小さな市の予算で、東京ミッドタウンの部屋を2ヶ月貸しきって、メディア載せて…って、

 

無理です。

 

この事業は食材採用率8割という高確率です。なぜでしょうか?答えは…

 

いつもシェフが最後に握手を求めてきていただき、糸島の生産者も東京に行くときは自分の食材が使われているお店に行かれます。f:id:okagon:20181001205550j:image

日本に30人ほどのひらまつグループの料理長のお人柄にも惹かれ、みんなまた会いたいとなりました。

総務省の『関係人口』の構築にもつながっていると感じています。

 

次も、次も、ビジョンの戦略指標に基づき、限られた資源で打ち手を考えていくことが大切です。

 

糸島産三元豚「伊都の宝」のロティf:id:okagon:20181009163430j:image

先輩が東京出張のときに、寄ってくれました。

見たことあっても、やったことないを解決!全国の公務員に学びを提供する!

 
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熊本県庁の方が中心になり、立ち上げられた公務員だからこそマーケティングを学ぶ会の地域政策マーケティングセミナーの講師を勤めてきました。

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30人募集のところ、休日にも関わらず、50人を超えて会場のキャパオーバーで募集打ち切ったそうです。椅子だけの方々、書きにくかったかもしれません。

ありがたいですが、参加できなかった皆さん、またどこかで機会があれば!

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こんなにたくさんの人の役に立てるチャンスをもらえるって、当たり前じゃないです。

熊本だけでなく、福岡、大分、鹿児島からも。

そして、熊本県内市町村1/2、熊本・福岡県1/4、財務省国交省など国1/4と、所属もいろんな公務員が集まっていらっしゃいました。すごい!

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これまで「見たことや聞いたことがあった」マーケティングの分析ツールを実践でどう使うか…実践での事例を初めて見た、特に行政分野であったんだ。という方々が多く、これまで聞いた話や本で読んだことを自分で使ってみる気が湧いたという感想が多く、早速仕事で使ってみた資料を送ってくださいました。

マーケティングって、モノ、サービスを売るだけでなく、いろんな考え方に応用できます。そもそも経営学の一分野から枝分かれした学問で、経営全体の考え方から生まれたものですから。

100年前に欧米で、そして50年遅れて日本でやっと始まったマーケティング。日本はそれだけ遅れてますが、行政分野に入ってきたのも本当最近。民間のマーケターをまちづくり、DMO、ふるさと納税などの分野で起用する例も出てきましたが、全国の274万人のうちほとんどが、叩き上げの公務員。同じ立場の私が、たくさんこれから事例をつくるのことで、皆さんの励みになれば。f:id:okagon:20180924205539j:image

最後はガッツポーズで記念撮影。

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懇親会は少ししかおれず、皆さんとゆっくり話せませんでしたが、同業なので、またどこかでお会いしたいと願ってます。

公務員の『二枚目の名刺』というのが流行っていますが、私の場合、本業の仕事に加えて、MBA地方公務員講師、文化財継承の神楽師、公共経営研究会QAN-p(九州大学アラムナイネットワークパブリック)事務局など2枚目と言わず、3枚も4枚も作れそうなので、1枚しか持っていません💦作るのが大変そう。

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実はこの日ダブルヘッダーで、官民で社団法人を作って、勉強会を開催してあるKumamoto TurboのRESASによる政策立案セミナーへ。

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内閣府の政策アイデアコンテストに応募される前提で、3つの政策案をブラッシュアップしました。レベルの高い分析がなされていたプランもありました。(きっといいとこまで行けます!)

セミナーでは、コンテストの主旨である科学的な分析。そのコツを徹底的に意識しました。

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「(データの)分解」、「比較」、「二軸(で仮説検証)」、「データがなければ代替データ」、これらを使うクセをつければ様々な事を論理的に解決できます。


2つの会の皆さん、セミナーの内容はデータ分析とマーケティングで違いましたが、少しでも地域政策を考えるときに生かしていただけると嬉しいです😊

 

黒亭らーめん

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陣太鼓アイス

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を食べに連れてってもらいました😊

熊本、美味しいものたくさん。

 

こんなにたくさんの人の役に立てるチャンスをもらえるって、当たり前じゃないです!

昨日の反省もしながら、10/2~3はJIAMで全国の自治体職員の皆さんに会いにいきまーす❗


糸島だけでなく、日本の地域課題解決に貢献すべく、がんばるぞー

ホームでの講演はドキドキ!

会員の皆さんだけの講演、視察などの受け入れはありましたが、糸島で初めてのオープンな講演かもしれません💦

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中小企業同友会会員外の方もご参加できるそうです。もしお時間があれば、お越しいただくと珍しい政策立案方法が見れるかも!?

 

ホームグラウンドでの開催は、知り合いが多くて恥ずかしくなりそう。

https://www.facebook.com/events/1140594162763302/?ti=cl

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まさか、糸島市、福岡市の新聞折り込みにまで入れていただくとは…f:id:okagon:20181008063001j:image

これまで、中小企業家同友会の経営者が報告という形で、お互いの研鑽のために実施されていたらしいのですが、今回は私のような外部から講師を呼ばれました。

糸島支部長が代わられ、こういった積極的に外と交流する流れを作られています。

とても大事なことで、意識してやることが必要です。

と、講演では、地場の経営者の方々が実践で使えるように、そんな経営学の理論も織り交ぜたいと思っています。

 

忙しくって、資料はバタバタ…

地方公務員がビジコン審査員に!

九州大学のビジネスプランコンテストの審査委員をしてきました。

なんで公務員の私がビジコンの審査をするのか、プレゼンする人たちからは違和感があったかもしれません。

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最後の審査講評でも話しましたが、全部に共通して言えたことは、ターゲットの絞り込み、つまり、ペルソナがイメージされていないこと。ほとんど、ざっくりしたセグメントを切ることで終わっていました。

 

市場規模も、セグメントの上位数%という方法になってしまいがちです。いわゆる「チャイナシンドローム」と呼ばれます。

 

ペルソナがしっかりイメージされれば、尖ったアイデアも浮かんできます。

 

私は経営学を政策に持ち込むことを自分なりに研究しているため、政策でも同じようにサービスのターゲートを決めてから、目標値を出します。例えばあるターゲット層の企業に絞り込んで、『137社』誘致すれば、法人市民税収入で、福岡都市圏の平均を超えることができるなど。。。

 

この辺は、書くと長くなるので、実践で一緒に働く職場の人に、実例を見せて方法を伝えていきたいと考えています。

 

講評では、もう2つ話しましたが、それとは別に、このコンテストに出た人たちは、それだけで得るものは大きかったはずです。

 

一連の企画立案の流れがわかり、なんといっても人前で自分の考えを発表し、評価してもらうことで、度胸と積極性がアップします。

次からは当たり前のように応募でき(先輩たたちはみんな卒業後もやってます)、ここで学んだことや周りの人のレベルが高かったことに気付くはずです。きっと彼らの中から、活躍する人が出てくると思っています。もともと経歴もすごい人たちがたくさんいますし笑f:id:okagon:20180917112102j:image

 

昨日ベンチャーピッチコンテストで、写真右側の先輩2人乗が1,2フィニッシュで世界大会のサンフランシスコ行きが決定。

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2人とも、最近糸島で桑の木を植える相談に来られたり、政策アイデアの相談に来られたり、そんな人がたくさん近くにいてくれるのは、刺激がたくさんもらえ、サボり癖が抜けるので、卒業後を見据えた大学選びも重要ですね。

 

P.S.

それから、RESAS COMMUNITYで連載投稿していましたが、9/14で第10回(最終回)を終えました。

https://community.resas-portal.go.jp/user/topic/343


結構大変でしたけど、割とあっという間でした。途中で、遠方の知人に『見てますよ』と言われたり、メールいただいたり、紹介した著者からコメントいただいたり、というのが本当に後ろ支えになりました。

ラソンの応援みたいなものでしょうか🏃💨

さすがに2ヶ月半、
毎週休まず続けると達成感は得られました🙆

貴重な機会をいただいた内閣官房の皆さんに感謝🙏

 

リーサスコミュニティなので、(とくにリーサスを使った)分析のノウハウを書いた投稿の方が反応がよかった気がします。

ただ、

「実現しないアイデアは、ただの妄想である」

と、有名デザイナーの佐藤可士和さんの言葉にあるように、アイデアを考えるときに実現可能性はとても大事です。実現可能性がなければ、アイデアは存在しないのと同じであるし、実際の仕事ではデータを使うかに関係なく、どうすれば予算がつき、利害関係者が納得するか、充分考えるはずなので、コンテストでは考えないのはやっぱりおかしい…

 

今回、私が関わったビジコンの審査でも、純粋にプランの実現性を見るための、

「実現可能性は他項目より2倍の配点」

がありました。

そんな想いもあり、実践フェーズの回数を最後の3回ほど投稿させていただきました。

全10回、皆さんの参考になっていれば幸いです。

賞はありがたいけど…日本に貢献するMBA公務員の遠き道のり

地方公務員がすごいと思う!地方公務員アワード2018で、選んでいただきました。

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https://www.holg.jp/original-article/award2018-004/

 

読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/adv/economy/release/detail/00430694.html

 

受賞も光栄でしたが、多くの地方公務員の中から、私を推薦してくださった、川崎市の奥貫さんに感謝です。活動を応援してくれる人たちに支えられています。

 

私が九州大学に職務で出向していたときに、奥貫さんは、東京大学に出向され、同じ産学連携部門で知り合った仲でした。

 

出会いの場は、早稲田大学での仕事だったので、大学ばっかりのつながりです笑

 

奥貫さんは、すでにヒーローズ・オブ・ローカルガバメントで、紹介された人で、あの若さで素晴らしいご活躍をされていたため、私も反対に推薦させていただきました。

https://www.holg.jp/interview/okunukikentaro/

 

審査員は、推薦者、被推薦者の名前を伏せて、推薦文のみで審査するらしいので、たまたま2人とも選ばれ、事務局、審査員も驚きだったかもしれません。

 

遠く離れた川崎市糸島市の地方公務員ですが、地方同士つながっていて、互いに仕事で助け合える関係があり、地方で地道にやることは、結局日本中に貢献することにもつながっている気がします。

 

ほかの受賞者も、ほとんどの方々が、自分が見いだした手法を全国に横展開していくために、講演したり、出版したり、マニュアル化したりと、日本中の地域に貢献したいという志をお持ちであることが共通していると感じました。

 

自治体職員が突き進んでいけば、少し道は違っても、山頂は同じで、山頂に近づくとお互いに出会っていくのかなぁ~

 

私がより力を磨き、全国展開していくために、博士課程まで進みたいと思っていたことも…

すでに児童福祉分野で実践しておられる方も受賞されており、おそらく博士論文でオーストラリアの手法を研究されたのではないかと察しました。

 

ほかの受賞者の皆さんに比べても、まだまだスキルも、実績もありません。

 

私もビジョンに向けて、

MBA公務員の遠き、道のりです。