博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

糸島ファームtoテーブルで、「レストラン ひらまつ」平松料理長が糸島で食材探し!

「レストランひらまつ」を旗艦店とするレストラングループ、☆ミシュランの星☆をいくつもの店舗で持つ、株式会社ひらまつ様
その「レストランひらまつ」の料理長 平松大樹氏が、糸島市の生産者を訪問し、生産現場や食材を見て回られました。

 

『糸島ファームtoテーブル』事業でご案内しました。

 http://www.city.itoshima.lg.jp/s007/030/2/03/20180122095320.html
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リアル部分でシェフ案内やイベントなどを行うのと別に、ネットで宣伝を併用します。

市のホームページをキュレーションサイト的に使っているまちや、部署は少ないのではないでしょうか。

お金をかけずにやれるSEO対策も共有したいいですが、これはブログに書いてしまうと商売してる人に迷惑をかけるので、講演に呼んでくださった自治体職員の皆さんたちに、時間があれば、お話するようにしてます。

とかいいつつ、インスタの使い方がまったく不明で、一日にしてアンインストール(笑)

 

新規事業は、

最初、内外の障壁を超えるのが大変。

やりだしたら、結果を出さないといけない不安、

軌道に乗ってきたら、組織として事業継続性をどうつくるか、

とずっと何かしら課題が。

 

昔、ある料理人(同級生のお父さん)から、「器用な奴より不器用な奴のほうがいい。不器用な奴の方が一生懸命やるから」

と言われて、不器用な私はとても心強かったのを覚えています。

 

そして今、「自信満々より不安な方がいい」と思いました。自信をもってやったり、そのように見せて(笑)実施したりしますが、ホントは心の中では不安を抱えてます。

その方が一生懸命考え、次の行動を起こせます。

 

経営学を学んでよかったと思う点の一つに、素晴らしい経営者たちの言葉をたくさん得ることができたことです。

稲盛和夫さんの言葉に、

「何があっても乗り越える闘争心がない限り、チャレンジしてはならない」

というのがあります。

まさに新規事業はこれ。

やりたい!と言った時には、それだけの闘う覚悟を決めないといけません。

やるときも、

やり出した後も。

 

色々ありますね。

今日は朝から調子が悪かったので、打合せもあまりうまくいかない感じ。

でもたぶん明日はいい日になりそう。

 

そして、もうすぐ職場旅行。

みんなと楽しんで癒されます。

 

 

糸島ファームtoテーブル分析編①

糸島ファームtoテーブルを提案したときに使った分析の考え方を少しずつ紹介します。

同じ自治体職員のみなさんの役に立つと嬉しいです。そして、外から糸島市の職員にも刺激を与えてほしい!

 

 3C分析を活用

「分析を始めるときに何から手をつけていいかわかりません」

という悩み😞🌀が多いと思います。

目標に関係する要因を分析すればよいのですが、初めて手をつけるときは難しいですよね。

そんなときは、もし何も思い付かないようであれば、3C分析をオススメしています。

コンテストでは、私が頭で考えれば済むことをスライドに一枚使うか迷いましたが、本当に意図して出しました。

 

全国の自治体職員に役立ててほしかったから。 

内閣府のリーサスホームページで、ずっと動画や資料をあげてもらえ、あとからでも、来年コンテストに出る人にも参考になるはずと思いました。

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民間の人が使ってると「へぇー」かもしれませんが、自治体職員の私だからこそ、こんなツールをあえて使って外に出すことで、「誰でもできることなんだ」「やってみようか」という気持ちもってもらえるんじゃないかと思いました。

 

市場・顧客

ここでは、市場規模、成長率など全体的なことを見ると同時に顧客の動向などを確認します。別に産業政策だけに限りません。どんな分野でもその業界の全体像やトレンドを分析するところから始まります。

 

自団体

自分の地域や自治体の強みや弱みなどを分析します。ここではおなじみのSWOT分析なども活躍します。

 

競合

近隣自治体、提案する政策(サービス)内容の比較、平均との比較など競合に真似されない、独自性が高いなどを分析します。

 

分析を初めていくときに、この3つの軸に沿っていくと、課題や自分達の強みなどがわかってくるので、考えるより先に手を動かしてみてください。私の資料の右上にはこの3つの軸を表示してます。この軸に沿えばあのくらいの分析は簡単にできるということがわかると思います。

 

コンテストに出られた他チームの空き家や定住までの政策発表をみても、人口動態(市場や空き家の推移、移住者の行動など市場、顧客視点から始まり、近隣自治体や県平均との比較などで強みをあぶり出し政策を導いています。3Cに沿ってご覧になってください。同じようにできるんだと考えていただけると思います。

よかったら資料も動画もこちらで見れます。

 https://contest.resas-portal.go.jp/2017/

 

経営環境を分析するツールにはPEST分析などいくつかありますが、3Cが、もっとも使いやすく、汎用性も高いと思い、一つ紹介するなら、これを出してます。

 

よかったら、次に自分が政策立案するときに使ってみてくださいね。

 

ちょっと、驚き。。。

同僚や先輩たちから、

「リーサスの使い方がわからん!」

「分析ってどうすると?」

「上司から資料に突っ込まれるからリーサス使って納得してもらおうかと」

などなど、データやリーサスのことに関する話題が増えてきました。

リーサスがEBPMのきっかけになっていくのが一番の目的でしょうから、リーサスの使い方でわからない!となるより前に、今回のような分析手順を学んでもらいながら、リーサスを使ってもらいたいう気持ちです。

私がそうだったように。

でも、同じ職場でこんなに関心が高まっていくことは嬉しいことです。

市の広報の担当者も関心を高めたいという気持ちで、私みたいな職員を掲載してくれました。
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プレゼン動画もアップされ、目標数値もちょっと計算。

地方創生☆政策アイデアコンテストの最終審査会のプレゼン動画がアップされました。


【地方創生☆政策アイデアコンテスト2017 最終審査会】糸島市 (岡祐輔) - YouTube

 

自分の写真や動画見ると、太ってるなぁ~とか、こんな声かぁ~とか、早口だったなぁ~、スライド減らせばよかったとか、中身と関係ないものばかり見えてしまいますね💦

 

それはそうと、ほんとにざっくりですが、糸島ファームtoテーブルのファーストステージ東京において、どのくらいの数値目標を立てるか、考えてみました。

 

社会学者のエヴェリット・ロジャースが1962年の書籍『Diffusion of Innovation』で提唱したロジャースの普及理論というものがあります。

横道ですが、結構有名な以下の本の最初にも出てきますが、ベンチャーのステージにも出てくるような、よく使われる理論です。
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https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B01N6EMSU7/ref=yo_ii_img?ie=UTF8&psc=1


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(ウィキペディア普及学より)

これはイノベーター2.5%(誰も知らないものを先駆的に手に入れるマニア)、アーリーアダプター13.5%(アンテナが高く業界に影響力がある人)の合わせて16%の層を超えると爆発的に商品が普及するという理論です。逆に言うと、ここを越えることが難しくこの前段階で終わることがほとんど。。。

余談ですが、ちょうどふるさと納税がこのあたりまで普及しているので、今後爆発的に増える時期だと個人的には予測してます。

 

この理論とパーチェスフローというマーケティング手法を応用します。

売上=購入数×購入単価

このうち購入数は、

消費者数×認知率×配荷率×購入率

で表され、購入フローを利用しています。

 

東京って30~40代女性だけで、300万人近くもいらっしゃるんですね。日本人だけで270万を越えてました。そして、おおよそ月2回外食されています。

パーチェスフローを少し違う使い方をして、年間を通じて16%の延べ人数を受け入れることが可能な店舗を計算すると、700店舗くらい。f:id:okagon:20171228173433j:image

ただ、すべての顧客層を対象にして、どこのお店でもよいという訳ではないので、うち黒字店50%(調査によって違う)、さらに糸島の食材に合うような飲食業態(例えばフランチャイズレストラン、居酒屋チェーンなどを除く)、顧客層のお店を考えると20%くらいではないかと想定し、
707店*0.5*0.2=70店

ネットワークを築いてブランド力を高めるには、なんとなく妥当な数字かなと思います(笑)

何にもしないより、きちんと数値目標を立てることが大事ですよね。

 

実はコンテストのときは、「数十店舗くらい想定してます」と審査員に答えちゃいました。動画に残ってるので、先にきちんとやってれば、はっきり答えることができたのに。

なにも計算しないと勘ですが、やはりエビデンスを意識すると実践後も設定した数字が妥当かどうか検証できます。

 

よく探索型と検証型の分析と言われます。

実際にデータで政策立案されたことがある人はわかると思いますが、課題を発見するときに探索型が多く、仮説を立てたときに検証型が多くなります。ただ、一連の政策提案までの作業の中では明確に分けられず、自分の中では大きな意味で両者とも探索型です。

今回の目標を実践で検証するようなものが本当の検証型になると思っていて、実務の世界では、RCT(ランダム比較化試験)、ABテストやパネルデータ分析のようなものはまさにフィールドで検証される手法になっています。

 

店舗数の数値を追うことで、政策効果を検証し、延びなければさらに要因を探り、政策改善するPDCAサイクルです。もずくの売上も同じ。政策以外の影響、たとえば景気などの要因を排除して検証する実験計画を立ててないので、研究者としてはダメでしょうが、研究職でもない自治体職員が政策を打ったときに店舗数が増えた場合、第3の要因の影響がどれだけあるか、そんな細かいところまでする必要はないと思っています。

こまかいところに入りすぎるよりは、どんどん実践して、自分の強みを伸ばし、次の企画も考えた方が有意義です。

 

年末年始はたくさん飲み会で種まきできるときですが、やはりお互いの想いを話して、発展しそうなとき、ここは一緒にはやれないようなとき、飲み会もトライ&エラーです。

また新しい糸島づくりができそうです。

もうある程度光が当たっている分野はよく、糸島をさらに発展させるため、まだ「スポットが当たっていない」分野に手を入れたいと思います。

 

あと3ヶ月でお別れ…

糸島産ふともずくの約1年をまとめた記事を掲載してもらいました。

http://fukuoka-yokamon.com/futomozuku_pj1/itoshima_hakatajoshi_story201712

 

もちろん、もっとたくさんのことがあったけれど、いま振り返っても、生徒たちのスゴさに驚きます。

 

あと3ヶ月で卒業ですが、年明けには生徒たちとローソン工場の見学、発売記念、ふるさと名品オブザイヤーなど、まだまだ盛りだくさんです。

 

卒業、お別れ、寂しいです。

 

初代 糸島・博多ガールズショップもラストスパート

博多女子高の模擬会社「博多ガールズショップ」にも取材が増えました。

読売新聞で大々的に紹介。
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12/22日(土)、彼女たちにとって最後の大会、商業オリンピックに向けて準備を進めています。
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18名の彼女たち。 

みんな進路もきまり、これだけのことをやってきた生徒なら進路もバッチリ決まりますよね。

卒業まであと少し。寂しいなー

講演はブラッシュアップされていく!

【「EBPM実践セミナー~データが変える政策⽴案のあり⽅~」開催】
 経済産業省東北経済産業局様から、1月30日@仙台市、31日@盛岡市で講演の機会をいただきました。
 データ分析の手法だけでなく、データを見てどのような考え方で政策に落とし込むのか、政策立案に一生使える考え方を紹介する予定です。
 また、東京での地方創生政策アイデアコンテスト2017で紹介できなかった、糸島産ふともずくの経過や政策実行後の実践編も紹介します。
 ご興味のある方、会場でお会いできるのを楽しみにしています。

   講演は回を重ねるごとに自分自身の勉強になり、最初の回よりブラッシュアップされてると思いますので、仙台、盛岡では、いままで講演したところより、よりいい話を提供できるはずです。

   お越しになられたら、声をかけてくださいね!
 ちなみに先着順になっていますm(__)m
http://www.tohoku.meti.go.jp/kikaku/chihososei/topics/171220.html
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地方創生☆政策アイデアコンテスト2017終わりました。

地方創生☆政策アイデアコンテスト2017のファイナルが東京大学で開催されました。
昨年とすると699組から975組まで増えてましたが、客席もたくさん。
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発表が終わると、なんだかどっと疲れました。
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結果は、、、
帝国データバンク賞!!
をいただきました。
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データの扱い方を重視していた提案だったので、帝国データバンク様に選んでいただき、大変嬉しいです。
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今年度は自治体、公務員からの応募が増えてたようで、レベルも上がったみたいです。

情報交換会では、たくさんの人とお話できたのでよかった~
「blogを読んでます」と言われた方もたくさん。
内閣府の皆さん、各経済産業局の皆さん、企業の皆さん(今年は協賛以外の方が少なかった印象)、こちらから行かないといけないのに、ご挨拶にお越しいただいて…申し訳ない気持ちと、ありがたい気持ちで幸せになりました😌✨昨年から異動になって御礼が言えず会えなかった方もいらっしゃったので寂しさも…

もうひとつ嬉しかったのは、昨年の高校生大臣賞の横山さんと内田さんも、先生と一緒に記念撮影にわざわざ来てくれました😄
でも、すぐ他の方とご挨拶になってしまい、あまり話せずごめんなさい!!
福岡に来たら、糸島案内するので、ぜひ連絡してほしいです🙇

振り返りとしては、アイデア自体が単純なものに納まったと自分でも感じました。しかしながら、組織の政策立案は起業とは違い、アイデアを飛ばすより(スタートアップでは、絵空事のスペースアウト、現実的なブルースカイアイデアの中間がよいと言われる)は、少ない経費で地域にとって効果が見込め、実務面で担当者が予算要求のタイミングに合わせて立案できるスピードを大切に考えて、自分のスキルの方向性を位置付けて行こうと思いました。

そして、EBPM+DCで、さらに立案したあとの実行、その後の評価までデータで行う(これが本当の検証型分析だと思える)ことが大事。

今日は審査員の夏野先生の質問がまさにそれでした。「レストランを何店舗くらい広げる想定ですか?」とさすがの質問に聞かれながら感心してました。
実は、「パーチェスフロー」という手法の「配荷率」の考え方で算出し、それを評価指標のKPIにしようと考えていました。
時間がなく、今回コンテストにそこまで盛り込めず「だいたい数十店舗」なんて答える始末💦すいませんでした~実務できちんとやります!(笑笑)
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すでに取り組み始めましたが、データのとおり東京のシェフは競争に苦しみ、かなり興味を持ってくれます。世の中のビジネスモデルは「低コスト化戦略」「差別化戦略」の概ね2つしか存在しないので、東京で選択しにくい差別化戦略を地方から提案しているようなものです(結構交渉で役立つので覚えて損はないです)。

その差別化は、シェフが生産者のこだわり、想いに共感してくれて初めて生まれます。小手先の食材提案でなく、ジビエ1つでも、絞め方、捌き方、冷やし方など聞くと素晴らしい、実際に見て聞いて初めてわかります。これが店頭でのストーリーに変わりきちんと伝えてくれる仲間が増えることでブランドとなっていくと考えています。そう考えるとたくさん案内できないので数十店でも大変💦

もちろん、流通の課題、お店の種類や規模による課題は出てきます。
たぶんどこの地域も悩んでるでしょう😄審査員はやっぱりそこを聞いてこられました。

まだ詳しく話せないので、あまり答えることができませんでした(まだ企業秘密と言えば済んだなぁ)。
私もやる前から想定していましたが、これは解決できそう、と考えていたので走りながらやった方がよいと思いました。こういった分野ほどイノベーションの種が眠っています。課題はわかってるけど、人間はそこまで緊急でないのに、面倒くさいことに労力をかけたがりません。でも面倒くさいことをやれば先発優位や差別化優位が働きます。担当者の粘り強さ一つで地域に貢献できます。

そして、たくさんの人を巻き込んで取り組みだすと、自分ひとりで考えなくても、関わった人たちがその課題の当事者になってくれます。
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「内と外に仲間をつくる」

糸島の生産者や東京のシェフたちが一緒になって、課題解決に協力してくれるようになってきました。
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熱意を持って、内と外に仲間をつくれば心折れずに進めることができます。
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帰りの飛行機で長々と書いてしまいましたが、年末は「糸島を盛り上げる相談をしたい」と、なぜか同じタイミングで、まったく別の数名から連絡をもらい、時間が足りず、欧米でいうパワーランチまで入ってきました(笑)

自治体職員で地域の人に頼られるなんて、仕事において最高の幸せかもしれません!

糸島市や自治体職員で価値観を共有できる仲間が増えるといいなぁ。

飛行機が遅れ、帰るのは23:30くらい、一人で缶ビールでお疲れ様会をしよ。

コンテスト関係者の皆様、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。
そして、香川大学備前市の皆さん本当におめでとうございました!
これから益々のご活躍を祈っています。
特に備前市のYさんには皆さんとつないでいただき、志の高い自治体職員に出会え元気もらえました。

営業する漁師さんって珍しいですよね。

営業する漁師さん!
こんな漁師さんたちは他にいないのでは!?
「獲れるだけ獲って売りに出す時代はいつまでも続かんかもしれん」なんて話しを切り出されたときには驚き✨
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カキ小屋レベルになると商売っ気が出てきますが、まだまだのフトモズクで、先陣きってチャレンジする漁師さん。珍しい…
本当に仲良しの4人の漁師さんたちと、女子高生が先に種を撒いてくれたところに、3日間ずっと一緒に営業。一気に7店舗増えました。もっと置けるけど条件で要検討…

一緒に口座開設まで銀行に行ったりして(笑)

一年間ずっと共に動いていると離れたくなくなり、3月以降もずっと一緒にいたい気持ちが…
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途中でご飯を買いにローソンに寄りましたが、この4人の商品が、もうすぐ店頭に並ぶなんて店員さんも知らないだろうな~。

 

3月までも、まだまだたくさんの仕込みあり!全国区でまだまだ宣伝できそうです。

福岡では、この取組を支援してくれる輪が大きくなってきました。「取組を応援したいけん、うちは仕入れ(買取り)でよかよ!」
この輪を次の真鯛でもっと大きくしていきたいです。

「糸島ファームtoテーブル」で無事に…

2017年の地方創生☆政策アイデアコンテストの地方予選が終わりました。全国21組(大学生以上の部)が内閣府のホームページに掲載されました。

 https://contest.resas-portal.go.jp/2017/

自分は迷いに迷ったあげく、申し込んでいました。ほんとは熊本で講師として呼んでくれ、学んでくれた人たちに活躍してほしかったので申し込むまいかと。

 

しかしながら昨年、賞をとって、自分の組織の感心を高めるより、もともと外の感心の高い人たちを盛り上げて、地方自治体のムーブメントを作っていく方が周りから自分の組織にも影響が出て効率的だと思いました。

 

全国には自分のいる自治体をなんとかしたい、外からどんどん学びたい!、とまちの課題を自分ごと化している人達はたくさんいることもわかりました。

なので、もう少し頑張って、2回続けて実績を出し、さらにいろんなところが興味を持ってほしいという気持ちで、もう一度だけ応募しました。

 

前年は私みたいな市職員だったからか、今年は自治体職員のチームや教職員など、少し公務員の皆さんの応募や予選通過者が多い気がします。こんなムーブメントに少しでも役に立てるのであれば、その一員として尽力したいです。

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(聴講応募チラシにも載せていただきました)
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そして嬉しかったのは、研修先のメンバーの1人が通過してくれてたこと!

九州沖縄で3人なので、本当に嬉しい!

しかも、もう1つのチームは昨年決勝、その前も準優勝のビジネスクロスさん、強豪チームでした。
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私の「糸島ファームtoテーブル」の名前は、青山学院大学ビジネススクールの 宮副謙司 先生のポートランドの事例を参考にネーミングさせて頂きました。中身は違いますが。

もし、決勝に残れれば、昨年とは違うデータの扱い方、リーサスの使い方をお見せできると思います。

先生研究会、熱い、もっと知ってもらいたい!

学校の先生たちの研修会にお呼びいただき、糸島市教育センターにて講師を担当。図書館の横にある施設ですが、私も初めて入りました💦
(日程がダブり「校区ふれあい委員会」には出席できず、公民館長にはいつも申し訳ないです)
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この会は、「小学校校務運営研究会」という名前で、私も存在を初めて知りました。そしていつも使う「公務」と先生たちの使う「校務」の漢字が違うことにも。サービスの対象(相手)によって仕事の中身が少し違うことを最初に考えた人はよく表現してるなと。
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私が呼ばれたのは校長、教頭、主幹教諭の先生たち。なんでも採用5年目まで、中堅などそれぞれ分かれて、こういった会があるそうです。

PTA役員をしたことで気付き、いつも感心するのは、学校の先生たちはとても意識が高く、勉強熱心であることです。
今回のような会にしても、校長や教頭になっても糸島市内の学校から集まり、時間外に自主的に勉強されていることに驚きました。
随分前に叔父から「責任が重い立場になるほど仕事が少なくなると勘違する人が多い。でも本当は上に行くほどやらないといけないことは多く、仕事は増えることを覚えておきなさい」と言われたことを思い出しました。

どこの役所も幹部職員だけの有志で集まって定期的に勉強会なんて少ないはずです。
先生たちの頑張りをもっと保護者に知ってもらいたいといつも思いますし、情報発信するのも市がお手伝いできるのではないかと思います。

ある校長先生の依頼で「コンテストで提案した内容が地域のことを知ったり、プレゼンテーションの方法を参考にできると考えています」という話を聞いたので、主に以下の要点を伝えました。

■K(勘)K(経験)O(思い込み)に頼らずデータを使って説明する

■ボランティアや地域の活動など学外や民間との連携をどのように作るか

■授業や学校活動などの新しいアイデアをどのように創出するか

■プレゼンテーションの方法、テクニック

まさか自分が校長、教頭、主幹の先生たちに話をする日が来るとは…

少しでも参考になればと、本当にそれだけです。先生たちは参考なった、面白かった、という声をかけてもらいましたが、大丈夫だったかなぁ〜。

しかし、沢山の異分野の皆さんと話すのは、とても楽しい時間でした。
それにしても、糸島の先生たち、熱い人が多い!

私も負けじと「熱意」「粘り」「仲間づくり」の3つのNを熱弁してしまいました🙇