博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

戦略を立て、戦術を打ち込む!

糸島ファームtoテーブル。
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東京のレストランでの採用は順調に進み、
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六本木ヒルズのすぐそば、ガットネーロさん、糸島食材たっぷり使ってくれてます。
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商品陳列と違い、店に入れば必ず『糸島産』を目にし、シェフは糸島の生産現場を見て食材を選んでくれたので、お客様に深いところを説明してくれます。

お店に補助など一切してません。
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そして、パンフレットも置いてくれます。

ありがたいです。

ここに他自治体と同じようにアンテナショップを出すといくらかかるでしょうか?
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結構コンテストでは厳しい意見もあったんですが、審査員のおひとりが、あとから『よかったよ』

と仰ってくださいました。

そのくらいが尖っていいのかもしれません。リーンスタートアップという有名なベンチャー関連の本では、50人に2人が賛同するくらいが尖っていいアイデアだと言ってます。

政策立案したら、とにかくあとは実行!

生産者も大喜びされ、すでに2人の生産者が糸島からお店に食べに来られたそうで、自主的なネットワークができていきます。
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糸島の生産者×東京のシェフのコラボが形になるとうれしいですね。

夏には東京ミッドタウンに『糸島×ある食材で有名な県』メニューが登場します。

 

地方創生をしているという感覚はないですが、とにかく外からお金を稼ぎ地域経済を活性化します。糸島市だと、1000億円くらい外貨を稼いで、やっと自主財源50%くらいだと思います。いま糸島全体で分配額3000億円くらいなので、糸島の1000億円はかなり大きな数字。産業集積を図るか、観光客倍増か、一部上場企業本社を引っ張るくらいのレベルです。

シティプロモーションも3年目。働く場の確保とアジア、世界を攻めたいと思い、3つほど種まきました。

4つのS(これも講演で機会があるときだけ話してます)を満たせる戦略をきちんと立て、いくつも弾を撃ち込みます!

 

 

データ分析による政策立案手順

データ分析の専門家ではないですが、実際に自治体職員がやっている手法として参考になるかと思い、私の頭の中の政策立案の流れを書いてみます。

最近、ワークショップの話もあり、皆さんに流れを体験してもらうためにまとめてみました。

政策立案の流れは単純。現状と課題の分析は行ったり来たりで並行してやってます。そしてそこから課題の絞り込みが始まります。
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ただ、そこには考えを助けてくれるツールがたくさん使われています。
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です。

まず、現状と課題の分析ですが、最初は定性的に設定します。ここは普段実務で仕事をしている人たちなので、何かしら解決したいことがあるはずです。

その課題を3Cに分けます。

3Cについてはこちら参照

http://okagon.hatenablog.com/entry/2018/01/21/101130

この3つの枠で、それぞれ現状、課題を分析できる要因になるものを考えてみます。

みんなで付箋を使って出しあうとよいです。
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たとえば、上のようなものが出てきます。

考える補助として、「時間」「地域」「人口統計(性別、年齢など)」「行動(交通手段など)」「心理(楽しいなど)」の視点で考えると要素がでます。

ちなみに興味のある方はマーケティングのセグメンテーションとかググってもらえると出てくるかと。経営学を公共分野に持ち込むことも研究しているので、いつか活用事例集的にまとめれるといいなと思ってます。
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課題をどう分析していいかわからないという人でも、箱を埋めていけば、何を分析しているのかわかります。

上の表で例えば「(地域視点)どこから来ているか」は、リーサスで一発!

「リーサスを使って何かしよう」ではなく、分析の道中で「リーサスを使う場面に巡り会う」方が正しいです。

きちんと分析の手順にのれば、いま何をしているのか地図の上に自分が立っているような感覚でゴールを目指せます。
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こんな感じで、要素を分析していくと、現状から、さらに課題を再確認したり、あわせて強みや弱みを把握したりできます。

ここで強みの箱を分析して、しっかり強みを把握しておくと最後の政策立案に役立ちます。
次は課題の絞り込み。
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それぞれの箱の分析要素を確認し、課題を分析し出すと、「もしかしてこれが原因か?」と仮説を考え出します。

現状、課題で分析したデータ(グラフ)を見て立てた、その仮説をもとに「分解」「比較」「2軸」の3つを使い(「代替」は別に使います)、課題の要因を特定します。

代替に関連して、それでも重要要因なのに、データがないときに、アンケートやインタビューへ。

ここからが、見えなかったものが見えてきて面白いのですが、また次に。。。

(こちらに投稿しました)

 http://okagon.hatenablog.com/entry/2018/05/08/081105

 

糸島グルメレストランin東京ガーデン

福岡空港ANAフェスタ、カフェ&バル糸島で、ミートデリーカさんのトンバーグサンド朝ごはんを食べ、休日の東京へ。
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糸島グルメレストランin東京ガーデン。
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ということで、糸島ファームtoテーブルイベントを開催しました。

たくさんの人が参加してくださって、アンケートも満足いただけた人が多かったです。
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黄身をつまめる「つまんでごらん」の3層卵。糸島では誰でも知ってますが、東京での実演は初?生産者の早瀬専務にわざわざ来てもらい見せてもらいました。

(大拍手)
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卵ソースとは呼ばず、コンフィチュール?みたいな名前でした。田舎者の私にはよくわからず…糸島の特選本鰆(さわら)と相性バツグン!?
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そして、安全・高品質の「伊都の宝」豚肉の生産者、浦社長。自分の子どもに食べさせられる、ということをコンセプトに、抗生剤を餌にまぜなかったり、遺伝子組み換え飼料は使わなかったり、かなりのこだわり豚。
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GERB CENTRALの畔上料理長が、ローストにしてくれました。表面をカリッと低温で焼くのが一番おいしいとのこと。
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これも料理の名前はわかりません。

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他にも、天然国産流通5%のヤマトハマグリが糸島は漁師さんたちの資源管理でとれます。

※普段皆さんが食べているのはチョウセンハマグリという、輸入の養殖ハマグリです。

今回、市が東京でPRするということで、漁師さんたちが、中サイズの最も人気で貴重なものを用意してくれました。

糸島の生産者たちと一緒になって、仕事ができるのが楽しい!
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デザートはあまおう。
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レシピや糸島野菜もお土産でした。
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今回、お店のご協力をいただいたGERB CENTRAL(バルニバービグループ)の日比谷の新店舗(先週オープン)では、糸島食材を使った新メニューが出ます。

他に東京ウォーカー4月号に糸島グルメが味わえる東京のお店を紹介。私たちが直接糸島をご案内したシェフばかりです。


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糸島ネットワークを広げて、糸島で飲食店どうしが助け合うように、東京でも糸島関係店どうしの関係ができるといいな。

 

そして、年度末悲しいことが…

15年間お世話になった先輩が退職されました。そして2年間私と同じ係で支えてくださった先輩が異動。このときはなんとも悲しい気持ちです。

この東京イベントの帰り、先輩から突然「お前が来てくれた2年間で本当に勉強になった」の一言。こんな嬉しい言葉をかけてもらい、たくさんいる職員の中で、異動してもずっとパートナーとして認めてもらえた気がして、また1人、大事な人ができました。

本人は嫌がりましたが、来週の雑誌の取材で盟友として一緒に出てもらうことになりました(笑)

東京だけど『糸島ランチ』

12月のRESASコンテストで帝国データバンク賞をいただいた糸島ファームtoテーブル。

そこから3ヶ月で、糸島食材に興味を示してくださる東京のシェフたちに出会い、糸島関係レストランを少しずつ開拓してきました。
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結構なペースでしたが、東京赤坂でランチイベント「糸島グルメレストランin東京ガーデン」を開催するとこまできました。
 
国内5%しか流通してない糸島産天然ヤマトハマグリを始め、伊都の宝豚、黄身がつまめるつまんでご卵、週30kgしか生産しないチーズ工房tak直など糸島の食材を使って、赤坂のプリンスとばれた料理長がパスタ、スイーツなどの糸島ランチメニューを提供してくれます。
当日は二人の生産者と一緒に私も駆けつけます!
■日  時 平成30年3月25日(日曜日)11時00分~13時00分
■場  所 GARB CENTRAL(ガーブセントラル)
■募集人数 30名(2~6人のグループ応募可) 先着順
■参 加 費 1人2,800円(税込)
このサイトから応募もできます。ぜひお越しください。      http://www.city.itoshima.lg.jp/s007/030/2/03/20180314131650.html
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3/20に東京ウォーカーでも糸島ランチ&ディナーが食べられるお店が紹介がされます。

ぜひ、お店に行ってみてください!

六本木ヒルズのすぐ近くにも増えました✨
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ウォーカープラスにも。

https://news.walkerplus.com/article/140919/


※前日24日は、有楽町で移住相談イベントが開催され、2日連続で糸島が登場します。ぜひこちらもご参加いただきたいですね。
http://www.city.itoshima.lg.jp/s006/040/20180219181111.html

 

さてさて、もうすぐ異動の時期。

いまの部署で2年間、行ったら自分のやれることを、と思いやってきたけど、自分のコンテスト受賞まで含めて糸島の名前をどのくらいプロモーションできたかなぁ~。

来年度の打ち手も考えつつ、どうなるやら。

新しいこと、前例のないこと、そんなとこで自分で道を切り拓くスキル、異動で後輩が来たら、すべて渡したい。

 

4/28と5/26は熊本で講師をしますが、今回のご依頼は、リーサスコンテスト最終審査会への進出。
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データを使って、一番のポイントとなる、

◯課題と現状分析

◯課題の絞り込み(要因特定)

 

難しくない、誰でも簡単にできる手法で、

3Cで現状と課題分析を行き来し、

分解、比較、代替、2軸で要因特定、

そして、最後に、

特定要因×強み・機会で政策を打つ。

 

熊本の皆さんに習得していただいて、最終審査へ残ってもらいたいです!

ローソンで商品化!糸島産ふともずくが全国へ!

糸島市マーケティングモデル事業で取り組んできた糸島産ふともずくが、ローソンで商品化され、首都圏のナチュラルローソンと九州のローソンで発売されました。

東京の知人にも買ってくれた報告をたくさんもらったり、宣伝してくれたり、本当にありがたいですね。

首都圏のナチュラルローソンの売れ行きが、すごいとのこと。

 

糸島産ふともずくを味わうネバネバスープ
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糸島産ふともずくを味わうネバネバサラダ
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そして、2/28は博多のローソンで、漁師さんと高校生たちと店頭販売。
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テレビ、新聞、たくさんメディアの皆さんもお越しいただきました。

日経新聞

https://r.nikkei.com/article/DGXLRSP472447_T20C18A2000000
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店内でも一番いい高さに置いてくれてます。
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記者さん「『ここまで来たかぁ』という感じですか?」

私「いえ、始めたときも、これからも不安がいっぱいです」

記者さん「???…」

 

ほんとに正直な気持ち。構想に向けてやる自信はあるけど、どうなるかはわかりません(笑)

データも使って、アイデアも絞って、いろんな連携先と組織内部を調整して、やってきたので、ただとにかく前に進めている感じです。

 

この催事の前は糸島市外の産直施設に納品、催事の後は、糸島産ふともずくを新たに取り扱ってくれるようになったFコープ早良支所に寄っていくとのことで、漁師さんたちが、自ら動いている姿に嬉しさを感じました。

 

明日は2年生たちと、真鯛出汁をつかったメニュー提案会。次々と糸島の事業者に取組みの輪が広がっていくことを願います。ではなく、自分が頑張らないと!

福岡空港に「ANA FESTA カフェ&バル糸島」がオープン!!

福岡空港と一緒にANAフェスタが丸ごと糸島に生まれ変わりました。
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2月8日に国内線南側2階に「ANA FESTA カフェ&バル糸島」がオープンしました。
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スポーツ観戦をしながら、福岡のクラフトビールと糸島産の食材を満喫できるスポーツバースタイルの店舗です。午前中はコーヒーと糸島産を中心とした福岡の食材を使った軽食が、地元の豚や海産物を使った食事やおつまみが提供されます。
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ほかのお店では買えない、糸島発の土産菓子や、メニューで使用されている食材の販売もあります。
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こんな仕事にたくさん関われるのは楽しいですね~

糸島産ふともずく新商品ローソンで発売!

(株)ローソンと糸島漁業協同組合もずく部会と博多女子高校がコラボして、糸島市志摩芥屋の「糸島産ふともずく」を使った新商品が発売されます。
九州地区1307店舗と首都圏143店舗で2つの新商品が同時発売。


糸島にはまだまだ知られていない食材がたくさん。私も隣の町、唐津で育ちましたが、まったく知らず、糸島に来て初めてふともずくを食べました。

 

プチプチして、美味しいです(^.^)

27日はLAWSONへ!

にすぐに、売り切れるかも!?


≪ローソン商品情報≫
◇発売日 平成30年2月27日(火)
◇場 所 九州内のローソン及び首都圏のナチュラルローソン
◇商 品 2メニュー
 ①糸島産ふともずくを味わうネバネバスープ(税込350円)
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 ②糸島産ふともずくを味わうネバネバサラダ(税込320円)
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発売記念として漁師さんと高校生がローソン店頭で一緒に販売します。 
 
≪発売記念店頭販売イベント≫
◇日 時 平成30年2月28日(水) 10~14時
◇場 所 ローソン福岡キャナルシティ博多前店(福岡市博多区住吉1-1-
1)        
◇内 容 もずく部会漁師と博多女子高校生徒が店頭で販売 
 
◇詳しくは糸島市ホームページを!
http://www.city.itoshima.lg.jp/s007/030/2/02/20180220112940.html

 

そして、ふともずくに続く第2弾、糸島産天然真鯛だしも始動してます!
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糸島産ふともずくが東京や宅配でも取扱いされました!

東京都千代田区にある糸島市ミニアンテナショップ『メゾンデリス三番町』さんで、「糸島産ふともずく」の取り扱いが始まりました!

https://m.facebook.com/itoshimaantennashop/
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フードアクションニッポンアワード2017で日本の10逸品にも選ばれたその味を食べてもらいたいです。

http://www.city.itoshima.lg.jp/s007/030/2/02/20170808163746.html

 

そして、Fコープさんでの取扱いもしてもらい、我が家にもちゃんとチラシが回ってきました。

女子高生たちが手書きで宅配注文用に作ってくれました。ほんとは色まで付けてくれてたんですが残念(>_<)

でも、高校生たち、色んな人のお家に回ってよかったね(^^)
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Fコープさんのいいところは、販路と宣伝が一体になっていること。お店に置くだけでは知ってもらえませんが、プロモーションとチャネルが一緒になり、漁師さんたちのような人的資源が不足していたり、地元産で漁師直送の高品質を訴求しながら、お届けしてくれ、こんなところはなかなかありません。

しかも、生産量に合うようにエリアを決めて出すことができ、本当に地域の事業者の味方です。

H所長、S副所長、Yさん、ありがとうございます。漁師さんたちとの打合せ、女子高生と販売員さん、生協会員理事の皆さんの試食会まで開いていただきました。

 

そして、ありがたいことに、私自身を地元紙に取りあげてもらいました。

周りに支えられてます。
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町役場からブルージャイアントを目指してもいい!

BLUE GIANT』(ブルージャイアント)という、石塚真一さんの漫画を読みました。ジャズを題材とした作品で、高校生が世界一のサックスプレーヤーを目指します。

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ブルージャイアントとは、あまりに高温のために青く見える、青色巨星(せいしょくきょせい)のこと。世界最高のサックス奏者に与えられる称号らしいです。

 

漫画からも色々気付きがあります。

これまで子どもの頃から、ただ面白いかどうかでしか見ていませんでしたが、漫画の共通点は多く、仕事にも参考になることがたくさんあります。

 

仕事で日本一、世界一のプレーヤーになると考えたときに、ブルージャイアントからも教えられたり、再確認できることがあります。

 

1 努力

主人公の宮本 大(ミヤモト ダイ)は仙台市の高校生。河原で毎日3年間、深夜も真冬も、練習を欠かさない。人ができないほどの努力ができる人でないとこのレベルには到達できない。オリンピック選手もそうですが、人生の限られた時間をどう使うか。若ければ若いほど時間があり、短期間で集中して努力できますし、頭脳や体力のピーク時に努力を積み重ねていく必要があります。大人になって、あとから気付く場合が多いので、やはり子どものうちから、やりたいことというより、好きなことを見つけるのは大切です。

ちなみに最近出張で仙台に行き、漫画のモデルになった愛宕橋をたまたま通っていたので、イメージがより湧きました。そして、自分がまったく努力が足りていないことを痛感…

 

2 師匠がいる

ブルージャイアントでは世界一まではいきませんでしたが、日本のトップレベルで世界の壁を知っている師匠が現れ、自主練習しかしていない主人公に基礎と、その人の特性を伸ばす指導をします。子どもに人気のドラゴンボールなんかもそうですが、悟空も強くなる段階で師匠に出会っていきます。亀仙人はまさにそうです。

私も『データ分析×政策立案』の師匠に出会いたい…

現実的に海外の方は無理なのですが、何人か直接面会に行ったりして弟子入りしようとしています。

 

3 仲間

主人公一人で、完結したり、強くなったり、成功していくストーリーはありません。宮本大もピアノやドラムなど仲間を作ります。

しかもポイントは、仲間は『内部に外部×異分野』が加わることです。きちんと経営学の理論でもあり、サクセスストーリーや冒険漫画に使われているので驚きます。高校の同級生だけや地元だけの外を知らない人たちだけで、そのまま世界一になるのは難しいでしよう。仕事でも組織や地場の人たちをどう外に繋げていくか、仲間を作っていくかは非常に大事だし、何より自分自身が成長するためには必須です。

 

4 外の世界

あるレベルまで来たら、外の世界に飛び出します。ブルージャイアントでは高校卒業とともに、仙台から東京に出て、東京の最高のステージ『so blue(ソーブルー)』に立ったら、ドイツへ飛び出します。

仙台の高校生が、外に出ることで、新しい気付き、外の人脈ができていきます。

そしていつしか、主人公が日本の音楽に貢献したり、次世代を育てたりというのは目に見えます。

 

私も糸島の中だけ見ていたら、全国の政策コンテストなんて応募してないと思います。

応募したことで、全国の政策立案の現状を知ることもできたし、自分の足りないところを見つけたり、力をつけていきたい、目標に向けて、この道を選択したいと思うことが出てきました。

 

まさか、

田舎の町役場に入った一自治体職員の自分が、日本、世界に目を向けて、色んなことをしようと考えるなんて…


なかなか遊んであげられない息子のドラゴンボールの話も、ブルージャイアントと同じだなぁと思いつつ、佐賀の古湯温泉にある「田舎」という瓦そば屋に連れていき(付いてきてもらった!?)、二人で温泉に入って参りました。

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糸島ファームtoテーブル分析編②~2軸で見るともっとわかる~

データを分析するときの手法のひとつとして、2軸で見ることをオススメします。

これも、コンテストで参考にするために、スライドに入れました。

よかったら見てみてください。

 https://youtu.be/UPho-RYS5gg

 

■複数の視点で見ることができる

■データを組合せると分析が深くなる

■ポジションがわかりやすい

といった効果が得られます。

 

これは縦軸が農産物販売額、横軸が農業者の数を表しています。

糸島市が他自治体と差別化できるポジションにあることがわかります。ということは、この軸で打つ政策は強みとして使えます。

これもRESASからデータをとれるので、他自治体との比較を同じようにやればどの地方でも同じ分析ができるのでぜひやってみてください。縦軸を商工業、漁業、観光に変えてみるなどバリエーションも多数です。
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もっと数を集めると、従業者と販売額の関係を求めることもできます(方程式にもできます)。また、似たようなグループも存在し、塊(クラスター)にも分類できるかもしれません。

それらは、1つの軸の棒グラフでは気付けないことですが、2軸にするだけで、分析が深まり、自分のポジションがわかります。

 

少しずつですが、糸島ファームtoテーブルに入れた分析の考え方をご紹介していきます。

東北の講演でも話しましたが、糸島市だけよくなればいいとは考えられません。日本全体がよくなるために、全国の地域の自治体職員の悩みを少しでも解決できるお手伝いがしたいと思います。