博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

リスキリング特集、されました。

ふくおか経済10月号に取材してもらいました。f:id:okagon:20231003214533j:image
中身は「リスキリング特集」。f:id:okagon:20231003214548j:image

20年前、当時はこんな言葉なかったけれど、気が付けば国が1兆円の予算をつけるほどの流行になっていました。

 

あのざっくばらんな会話をこんなにまとめてくれる、ふくおか経済の記者さん、プロのスキルは凄かったです。

 

リスキリングのひとつだったプログラミン。昨日もPythonを使って、Excelの単純作業を効率化しました。職場で周りの残業を減らすことができるのは嬉しい限りです。


#リスキリング #ふくおか経済 #QBS

無事に博士になれました。

2020月4月に大学院の門をたたき、早いもので2023年3月に無事に博士の学位をいただきました。


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学位記は、修士のときよりサイズが小さかったですが、英文にPh.D(Doctor of Philosophy)と記されていて、博士の実感がわきました。


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5年くらい頑張れば、いつか取れるかなぁ、くらいで長期履修を申請していたのですが、思いのか早く数本の論文を雑誌に掲載することができましたので履修短縮を申請しました。

ただ学費は、5年分割だったので、早めた分の残りは一括支払いになります。

 

あっという間の3年でしたし、働きながら(働かなくても?)、3年でとれるのは少ないと聞きます。これまで仕事で地域とのつながりや調査経験の土台があったことや、職務や学校などでGIS統計学を学び使ってきたことはとても大きかったと思います。

 

公務員は、どちらかというと専門技術が少ないかもしれませんが(つぶしきかないと言われる)、地域の知人や全国の同業などを通じてリサーチしやすい利点はありますので、研究はやりやすいかもしれません。

 

私は修了より、むしろ入学するのに苦労しました。←あまり聞いたことないのでレアケースかもしれませんので参考まで。

旧帝大の指導教員の方々は修士も含めて、ほとんどゼミ生をマックスで受け入れてあり、ポッと来た人を受け入れてもらえる可能性はかなり低かったです。

その意味でも、私は拾ってくださる先生がいらっしゃり(その後やはり多忙で制限されました)、入学後も私のアウトプットにどんどんご意見を返してくださった状態で博士論文まで行きつき、恵まれました。

 

イメージとしては、雑誌掲載していった論文をまとめて博士論文になるのですが、途中では、まとめるイメージが持てず、不安になる時期もありました。

『大丈夫です。私を信じてついてきてください』

と先生から声をかけてもらったことで、とにかく安心して進めることができ、あの言葉は鮮明に目に耳に焼き付き、忘れません。

 

博士までの道のりブログは他にも紹介されているので、あまり書きませんが、とにかく最初に研究ゴールが見えなくても、ぼんやり関心があることを研究しながら、その中で方向変えたり、柱を見つけたりしてもらえればよいのではないかと思います。

就職や、なりたい職業なんかと同じで、初めからビジョンを持ち、専門分野を絞り込んでから研究を始めるのは至難な気がします。

 

これからまた、研究活動を進めながら、記録していきます。

 

 

まずは2つの分析技から!

ジチタイワークス連載3回目。


2つの分析術を使いこなそう!

https://jichitai.works/article/details/1604


ということで、先進事例でよく紹介される八王子市のワクチン接種率をあげる政策分析。このやり方も、この記事で同じように、誰でもできるようになります。 


そして早いですが、今回の連載はここで終了いたします。
これまで、ご購読くださった方々、ありがとうございました! 

 

#政策分析 #データ分析 #EBPM #ジチタイワーク

第2回公務員が知っておきたいデータ分析

ジチタイワークスで、連載第2回を掲載しました。

https://jichitai.works/article/details/1560


第1回目は分析のメリットでしたが、今回は、いつも分析するときに、頭ではどのように考えてるか、使うツールや手順などを紹介しています。


#公務員のためのデータ分析  #EBPM

Python(蛇)使い公務員へ!

今年度から担当になった業務で、エクセルシートを手作業で加工することが多い!

単純作業で、大量な作業、そして企画が入る余地がなく、、、私はこんな仕事が苦手です。

 

プログラミングソフト「Python」を使って、業務効率化。

ちなみに、ユーチューブやインスタグラムもPythonで作られているそうですね。

 

from openpyxl import load_workbook ~for cell in list(ws_list.columns)[0]:

~

と正味20行程度のプログラミング!

 

職場で丸5日間かかってやった作業が、1分で終わるようになりました。

ノンプロ研の先生方のおかげです。

 

 

#ノンプロ研 #Python #蛇使い公務員 #データサイエンス

データの時間!

https://data.wingarc.com/super-public-worker-44185


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『データの時間』に取材してもらいました。


職場でデータ分析の自主勉強会しながら、自分も学んでます。


糸島市にノンプログラミング協会の代表が移住してくださったので、これまで以上に越境学習できそうです。


ノンプログラマーとして、pythonを極めます。
#ノンプロ研 #データ分析 #統計学 #EBPM #GIS  #QGIS #python  #プログラミング

博士論文中間発表終わり、さらなる自己啓発を

2022.7.21に博士論文の中間発表が終了。

私が通う大学の場合、博士論文提出資格を得るために、3年次前学期(4月入学)に実施される「博士論文中間発表」において、過去2年間の研究成果及び博士論文執筆に向けた研究進捗状況を発表しなければなりません。

主査1名、副査2名(指導教員団)の先生方にご承諾いただければ次の予備調査審査会の設置に進めます。

https://isgs.kyushu-u.ac.jp/life/life6.php

 

これまでの学会誌論文の数もクリアしており、かなりデータは揃っていたので、文系特有のエビデンスの取り方や記述の仕方、先行研究、言葉の定義など、大きな修正はなく、8月末を目処に執筆に励んでいます。

3人の先生方に集まってもらい、私だけの論文指導をしていただけるので、本当に贅沢な時間です。上にも書きましたが、理論的な分析視角や論文作成の方法を習い、ひとりで研究し、学会誌に載せるレベルまで、育ててもらえます。

 

インタビュー事例の扱い方、先行研究によって明らかにしたい点を絞り込む必要性(私は苦手)、物事の関連性から記述を厚くしていったりする目の付け所、事実を導く分析(ここは得意)などこれまでなかった知識をたくさん得ました。

 

統計検定、テキストマイニングなど簡単な統計解析や地理空間情報システムを少し使えたこと、ゼロから学ぶ必要がなかったので、自分でデータを取って分析できたので楽でした。

しかし、プログラミングでスクレイピング(Web上からデータを抽出、収集)、GISと連結させたデータ解析など、さらに高度な技術を磨くため、pythonGISを並行して練習しています。

私の職業では、MBA、博士、プログラミング、統計、空間解析がすべて得られると、かなりのレア人種だと思います。

(社会調査士、専門社会調査士も申請すれば、要件クリア済み)

(ちなみに行政職員を20年すると行政書士の資格もとれる←おまけ) 

 

ただ、、、英語はやはり苦手。何年しても挫折の繰り返し。英語の論文読むのも、ゼミなどで聞いたり、話したりするのも苦痛です。海外で現地調査するのにも、国際学会での発表、海外の雑誌に投稿するのにも必要なので、なんとかしたいです。 

なんでも若いときにしておけばよかったと思いますが、若いときにはまだまだハード的にもソフト的にも身近に上のようなスキルを学べる環境ではなかったし(大学時代はまだインターネットが電話回線で通話料みたく課金、研究で使えるフリーソフト、授業なんてない)、後悔してもどうしようもない、40過ぎでここまで学べたのは幸運です。

日本は先進国でも、企業が人材投資にかけるお金はGDP比で、最低レベルです。アメリカやフランスとは20倍、ドイツ、イタリア、イギリスとは10倍の差があります(経産省)。公共団体でも同じ。このような日本の状況では、自己投資が重要とも言えます。しかし一方で、自己啓発を行う人の割合も少ないのが日本。実に46%は社外で学習、自己投資をしていないと回答し、次に少ないニュージーランドやオーストラリアでも20%超くらいです(経産省)。

何となく自分に投資、勉強を続けてこれたことは、ある意味、周りに勉強する人が少ない日本ではチャンスを活かせたかなと思います(自分の周りを見ても、職場以外でやる人は少ない)。

とにかく博士論文が目下の課題。

頭の衰えとお酒に弱くなるのは日々感じますが、学ぶことと、仲のよい職場の人との飲み会が生きがいになっています。

 

勉強してると次々に欲がわく

GIS(MANDARA)を使って、観光地化が進んだ2000年代における糸島市の飲食店の分布変化を見てみた。ずいぶん海岸(北側)と山間部(南側)に増えた(広がった)。
鉄道沿線、中心市街地は逆に減ったとこも。。。


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この中身をみると、洋食やカフェが増え、居酒屋や焼き鳥屋は減ってました。

 

中学生くらいなら、地域経済分析システムRESASや、政府統計GISのjSTADMAPをつかって、わがまちの産業構造を調べてみたり、分布図を作ってみたりすると勉強になるはずです。

 

特にRESASは簡単に操作できます。

 

教科書で『日本の第一次産業就業者は減ってきた~』と習ったことを、自分のまちで調べれば実感わきますよね。

 

経年変化でどれだけ変わったのかーとか、地図上でどこが減ったのかー、とか自分の住んでるエリアを視覚的に見ることが可能です。

 

来週は博士論文の中間発表会なので、働きながらではあったけれど、最短の3年で博士号取れるといいなぁと、運任せみたいな気持ちで待ってます。

 

そして、子どもから大人まで、地方創生や地域分析を教える機会にも巡り会えたら、いつも積極的に受けたいと考えています。

 

また、これからは地域のことを知って、自分で課題を発見して、解決策を提案することは、教養として、大学生のときに学ぶとよさそうです。

 

たとえば技術系に行ったとしても、地域課題のどこにその技術を生かすかを見つけ、方法を提案することが大事。人文社会的な思考は必要で、モノを売るというより、その提案が社会課題を解決できるのか、という思考が投資を得ることにもつながります。

 

今週末もスキル磨きを、

Physon(パイソン)とQGISの組み合わせを勉強するか、、、悩み中。なんでも手を出しすぎか。

 

#GIS  #RESAS #経済地理学 #クリエイティブ資本論 #統計 #データ #データ分析

なぜその分析方法を選ぶの?

記事を書かせてもらいました。
なぜその分析手法を選んだのか、といった分析フローがわかると思います。

 

https://www.jt-tsushin.jp/article/book-data_yoka/


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職場の先輩は、さっそくテキストマイニングのスキルを得て、糸島の、とあるお店や観光地のイメージをネットワーク図で表してクイズにしてくれました。

 

新しいスキルを獲得し、活用してもらえて、嬉しい限りです。

RESASの3ステップを解説

誰でも無料のリーサス。ぜひ使ってみてください。


LODGE(yahoo)さんから機会をいただき、解説してみました。

 

たった「3つのステップ」を踏むだけで、
その地域の強みや経済の特徴がわかります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=0NnTlZOJM7Q

ノートにもまとめ記事がアップされていますので、よかったらどうぞ。

https://note.com/lodge/n/nf5fc91083bc2