博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

やってみる、、、かけ橋になる、、、

貼ってはがして…夢中で器を作る。福岡県でも唯一の和紙染めを福岡市内で体験できます。自分だけの器を作ってみませんか?

 
現在、福岡県中小企業振興センターでは、和紙染め体験ワークショップの参加者を募集中です。講師は、福岡県糸島市の作家「伊都桃山窯(いととうざんがま)」の赤間 厚子(あかま あつこ)さん。人間国宝に師事した糸島の和紙染め磁器職人です。
 
3月26日、博多でワークショップをしていただけます。

もともと赤間さんは、一生懸命糸島の工房で、貴重な磁器を創作していましたが、なかなか皆さんの目につく場に作品が出てくることがありませんでした。

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福岡県中小企業振興センターが運営するインターネットの通販サイトに掲載されていました関係で、糸島の出展者だけを集めて、マーケティングワークショップを開催しました。

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自分たちでマーケティング視点で、ネット上で「集客」と「接客」のうち特に「接客」部分ができるようになることが目的でしたが、もうひとつはネット上の出展者どうしがリアルで出会い、糸島内でネットワークを築いてもらう目的もありました。

 

やってみる

半年間一緒に、ワークショップで議論しあい、お酒も飲み、3月の残すところあと1回になりました。最初は作ることは得意だけど、売ること、伝えることは苦手な皆さん。。。今では見違えるほどのクオリティで記事を作ってくれます。

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そこには、自分の商品の強みや差別化要素をしっかり見極めるとともに、顧客の視点をしっかり捉えて、どう伝えるかということを考え抜いています。癖になるほど。

 

最初周りからは、

「特定の人にワークショップしてどうなるの?」

「意味あるの?」

 

と、批判的な言葉もありました。

でもマーケティングのワークショップなんて市職員で主催した人なんていません。

やったことのある人がいないのに、自分がしたことないのに、他人がやると批評されてしまうこともあります。

 

それでも、まずやってみる!

 

そのときリスクを抑えるため、わざと小さくやってみるのです。

すると、結果から得られる学びも大きく、

やったことない人にはわからない、プロセス、結果がどうなるか私にはわかるようになりました。

 

かけ橋になる

もうひとつの目的である、ネットワークですが、人をつなぐことで、コラボ商品、セット商品が生まれました。リアルでつながなければネット上で顔の見えない他人同士です。ワークショップで出会うことで、間違いなく、新しいことが生まれました。

 

また、ワークショップには市外の講師にきてもらい、市外の人にもワークショップに参加してもらい、市外の事業者からも意見をもらう、とった外とのネットワークを作ることにもつながりました。

 

また外とつながることで、HAKATAJAPAN(博多ジャパン)の鴛海(おしうみ)社長とも出会い、、、

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今回の博多ジャパンでの和紙染め体験の開催へ。

人間国宝から受け継がれた技を、福岡市内で体験できる貴重な機会に、ぜひお楽しみいただければと思います。

お申し込みは以下のサイトからできます。
http://fukuoka-yokamon.com/event/washizome_workshop

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最終的には完全に民間主導で、自主的にこのようなワークショップや販路開拓が生まれ、市はフェイスブックなどで宣伝支援などを行うだけです。

ビジネスとして自立していける種をまく取り組みになりました。

 

糸島に外の人の巻き込み、つなげることで、糸島が外部環境の変化に反応し、これまでない流れを作れると思います。

 

幸い私は、民間、糸島外の人の知人が多いため、糸島の内と外のかけ橋になることで、糸島市に新しいコトを生み出す仕掛けが他職員より、やりやすいと思います。

 

これからも、いろんな人、場所へのかけ橋になりたいと思います。