博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

くまもと地方創生塾での講演

熊本県庁で、県内全市町村から職員の皆さんが集まって研修会。

リーサスやデータを使って政策にどう落としていくかについて、講師として呼んでいただきました。
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正直、自治体によりデータ分析、政策立案、研修自体に対する熱意に温度差があることは否めません。

それは当たり前と思っていきました。

糸島市の中でもあることだし、どこでもあるはずです。ただ、今回の話で、何人かでも気持ちに変化を持って貰えたら…
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終わってから、たくさんの人が名刺交換に!

「とても勉強になった」「衝撃だった」「うちの自治体でも話してほしい」「自分の政策立案内容を相談させてほしい」といった嬉しい声が!

そのあとメールもいただいたり、、、そして政策コンテストに熊本県からは知ってる人だけでも8人(チーム)も応募してくれました。

私が行くだけでも興味を持って、通常業務に加えて大変な政策立案をしてくれるなんて…その誰もが、自分のまちを元気にしたいというやる気に満ちた人たちばかり。

講演では、

●3Cを利用した分析ストーリーの立て方

●データの分解と比較の重要性

●リーサスは強みと連携先を探索

●官民連携モデルの作り方

ブランディング事業のマーケティング活用法

●壁にあたったら3つのN

を話しましたが、ほかにも政策インパクトを知るための大から小へ、マーケティングをどう使うかなど、あまりにたくさんのことを紹介してわからなくなったかもしれません。

でも、難しくないし、一度見て覚えると自分で試せるし、自治体職員として一生使えます。

 

懇親会では、誕生日まで祝ってもらうという、うれしいハプニング!
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呼んでくれた、熊本県庁のiさん、yさん、そして、たくさんの職員の皆さん、本当にありがとうございました。

 

11月は2つ、そのあと、年明けに遠くのまち2つで講演が決まってます。大概の県にはもう行きましたが、今回初めての県があるので楽しみです。

こんな風に、外に知識、技術を伝えることについて、ある先輩に「糸島だけでよくなることはないから、どんどん行っていいんじゃない?」とアドバイスをいただきました。

これは専門用語で「パラレルパス効果」といって、同じ課題に対し、複数人で取り組んだ方が早く課題が解決されるというものです。

研究者たちが同じような研究を何人もされてますが、そのおかげで世の中の難しい課題も早く解決できるのでしょうね。

地域課題も同じだと思います。この先輩は理論、先人の知恵としてわかってることをなんとなく経験と勘で判断されていることがやはり素晴らしい職員だなぁと感心しましたが、講演で質問が出れば出るほど、経験がなくても、なんとなくでなく、自信をもって判断できる軸を紹介しています。

こちらから、すべての知識を話しまくるわけにはいかないので、たくさんのご質問いただけることを楽しみにしてます。

次は校長、教頭をはじめとした先生たちの学校運営研究会での講演。教師からの視点で、いつもと違うような突っ込みを期待してます。