MBA地方公務員、日本最高の市役所マンへ!

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

プレゼン動画もアップされ、目標数値もちょっと計算。

地方創生☆政策アイデアコンテストの最終審査会のプレゼン動画がアップされました。


【地方創生☆政策アイデアコンテスト2017 最終審査会】糸島市 (岡祐輔) - YouTube

 

自分の写真や動画見ると、太ってるなぁ~とか、こんな声かぁ~とか、早口だったなぁ~、スライド減らせばよかったとか、中身と関係ないものばかり見えてしまいますね💦

 

それはそうと、ほんとにざっくりですが、糸島ファームtoテーブルのファーストステージ東京において、どのくらいの数値目標を立てるか、考えてみました。

 

社会学者のエヴェリット・ロジャースが1962年の書籍『Diffusion of Innovation』で提唱したロジャースの普及理論というものがあります。

横道ですが、結構有名な以下の本の最初にも出てきますが、ベンチャーのステージにも出てくるような、よく使われる理論です。
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https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B01N6EMSU7/ref=yo_ii_img?ie=UTF8&psc=1


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(ウィキペディア普及学より)

これはイノベーター2.5%(誰も知らないものを先駆的に手に入れるマニア)、アーリーアダプター13.5%(アンテナが高く業界に影響力がある人)の合わせて16%の層を超えると爆発的に商品が普及するという理論です。逆に言うと、ここを越えることが難しくこの前段階で終わることがほとんど。。。

余談ですが、ちょうどふるさと納税がこのあたりまで普及しているので、今後爆発的に増える時期だと個人的には予測してます。

 

この理論とパーチェスフローというマーケティング手法を応用します。

売上=購入数×購入単価

このうち購入数は、

消費者数×認知率×配荷率×購入率

で表され、購入フローを利用しています。

 

東京って30~40代女性だけで、300万人近くもいらっしゃるんですね。日本人だけで270万を越えてました。そして、おおよそ月2回外食されています。

パーチェスフローを少し違う使い方をして、年間を通じて16%の延べ人数を受け入れることが可能な店舗を計算すると、700店舗くらい。f:id:okagon:20171228173433j:image

ただ、すべての顧客層を対象にして、どこのお店でもよいという訳ではないので、うち黒字店50%(調査によって違う)、さらに糸島の食材に合うような飲食業態(例えばフランチャイズレストラン、居酒屋チェーンなどを除く)、顧客層のお店を考えると20%くらいではないかと想定し、
707店*0.5*0.2=70店

ネットワークを築いてブランド力を高めるには、なんとなく妥当な数字かなと思います(笑)

何にもしないより、きちんと数値目標を立てることが大事ですよね。

 

実はコンテストのときは、「数十店舗くらい想定してます」と審査員に答えちゃいました。動画に残ってるので、先にきちんとやってれば、はっきり答えることができたのに。

なにも計算しないと勘ですが、やはりエビデンスを意識すると実践後も設定した数字が妥当かどうか検証できます。

 

よく探索型と検証型の分析と言われます。

実際にデータで政策立案されたことがある人はわかると思いますが、課題を発見するときに探索型が多く、仮説を立てたときに検証型が多くなります。ただ、一連の政策提案までの作業の中では明確に分けられず、自分の中では大きな意味で両者とも探索型です。

今回の目標を実践で検証するようなものが本当の検証型になると思っていて、実務の世界では、RCT(ランダム比較化試験)、ABテストやパネルデータ分析のようなものはまさにフィールドで検証される手法になっています。

 

店舗数の数値を追うことで、政策効果を検証し、延びなければさらに要因を探り、政策改善するPDCAサイクルです。もずくの売上も同じ。政策以外の影響、たとえば景気などの要因を排除して検証する実験計画を立ててないので、研究者としてはダメでしょうが、研究職でもない自治体職員が政策を打ったときに店舗数が増えた場合、第3の要因の影響がどれだけあるか、そんな細かいところまでする必要はないと思っています。

こまかいところに入りすぎるよりは、どんどん実践して、自分の強みを伸ばし、次の企画も考えた方が有意義です。

 

年末年始はたくさん飲み会で種まきできるときですが、やはりお互いの想いを話して、発展しそうなとき、ここは一緒にはやれないようなとき、飲み会もトライ&エラーです。

また新しい糸島づくりができそうです。

もうある程度光が当たっている分野はよく、糸島をさらに発展させるため、まだ「スポットが当たっていない」分野に手を入れたいと思います。