博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

地方行政マンとして、どう生き残るか?〜地方公務員も弱肉強食の時代〜

行政の仕事は、法制執務、企画立案、クレーム対応、工事設計など、とても幅広く、多岐にわたります。

一般行政職で採用されている私は、技師や弁護士、司法書士、医師、保健師学芸員など他の専門家がいる分野は、業務上、専門知識をいくら深めたところで所詮は素人。戦っていく分野ではない、魅力がないと思います。

あくまで、一般職の私の場合ですね。

 

異動により自分ではどうしようもないところもありますが、もともと自分が興味があり、得意とすることを強みとして、そこに周りの人が持たない1つ異分野をコラボすることを考えました。

 

私は企画や分析が好きで、ゼロから立ち上げるような仕事に興味があります。またそのよつな部門も経験しました。

そこに経営専門職として、マーケティング、財務、戦略などの民間手法を組み合わせ、他の職員、さらには同業の全国の人たちとの差別化を図り、自分しかできない、必要とされる人になりたいと考えています。

政策立案×経営学=民間型公共政策という感じです。自分が「1番になれる可能性が高い」分野を見つけて攻めてみるという、マーケティングで言えば、セグメントの中で市場シェアをとることに似ています。

これから地方行政マンとして、生き残るには自分の土俵を作ることが大事だと思います。

外部委託、嘱託化などで、相対的に自分の存在意義が薄れてきます。

 

一方、飲み会で「私は給料もらえて生活できればいい」と公言されたこともあります。本音かどうかわかりません。私の話に反発して出た発言か、、、私も子どもたちのために頑張るところもあり、大事な要素です。

でも、私が見ている範囲では、そのような人は家庭も、子育ても上手くいっていない気がします。

給料だけもらって、そこそこ適当に仕事をすればいい人は、周りにも迷惑がかかっているはずだし、自分も嫌なことですぐ辞めたくなるし、子どもも親の背中を見ているはずですから。

他にも方法は色々あると思いますが(例えば人脈など)、行政以外の異分野を自分にコラボレーションして差別化を図るという手は、これからの若い職員にはオススメです。