博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

公務員としての仕事を終えました

このたび令和6年3月を持ちまして、市役所を退職いたしました。

これまで21年間、長年お付き合いいただいた職員の皆さんには後ろ髪をひかれる思いで、離れたくない気持ちが増すばかりです。

退職者辞令交付式では、これまでの仕事を回想すれば関わった人たちの顔が浮かび、涙をこらえきれずなんとか話すことで精いっぱいでした。私のような若輩者に、多くの先輩、後輩、同僚が声をかけてくださり、新たな門出を祝って送別会を開き、応援いただけるような人たちがいたこと、そして引き止められなかったことを悔やみ涙してくれる人、、、最後まで自分が恵まれていたことを感じています。ここまで育てていただいた市に、心から感謝しています。

たくさんいただいた退職の花束や記念品


また、地域や企業など多くの人たちの支えなしには成り立たない仕事でした。難しいお願いを聞いてくださり、一緒に楽しい仕事をさせてもらうことができ、ここまで無事にやり遂げることができました。おかげさまで行政の枠にとどまらず、民間の視点やアイデアを行政経営に活かすことができ、感謝の念に堪えません。
一方で私の力不足や不徳の致すところで、嫌な思いをさせてしまったことや信頼を失い、ご迷惑をおかけしてしまったこともあったと自覚しています。心からお詫び申し上げます。
それでも、私が辞めることを聞きつけ、職場に来てくださったり、お祝い会を開いてくださったり、、、少しでも皆さんのお役に立てておれば嬉しい限りです。

そして、4月からは、福岡大学経済学部の准教授として就任することになりました。
新たな職では、世界で研究した成果を地域に還元し、また教育面でも、九州に多くの人材を輩出する福岡大学で、地域に自分が育成した人材をこれから残していきたい所存です。なので、立場は変わっても、これまで通り、地域でのまちづくり活動は続けていきたいと考えております。

これからは、研究、教育の立場から、地域経済の発展に軸をおいて活動を広げ、力を入れていきたいと思います。新たな職場は、福岡、九州の皆様には距離的に近く、なじみの大学だと思いますので、お気軽にお越しいただき、色々なお話をいただければ幸いです。

公務員としての記事はここで終えますが、4月の授業や学内生活に慣れて落ち着いてきたら、大学教員編として、また修行のためにも記事を書いていきたいと考えています。
これまで本当にありがとうございました。