博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

地方創生☆政策アイデアコンテスト2017終わりました。

地方創生☆政策アイデアコンテスト2017のファイナルが東京大学で開催されました。
昨年とすると699組から975組まで増えてましたが、客席もたくさん。
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発表が終わると、なんだかどっと疲れました。
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結果は、、、
帝国データバンク賞!!
をいただきました。
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データの扱い方を重視していた提案だったので、帝国データバンク様に選んでいただき、大変嬉しいです。
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今年度は自治体、公務員からの応募が増えてたようで、レベルも上がったみたいです。

情報交換会では、たくさんの人とお話できたのでよかった~
「blogを読んでます」と言われた方もたくさん。
内閣府の皆さん、各経済産業局の皆さん、企業の皆さん(今年は協賛以外の方が少なかった印象)、こちらから行かないといけないのに、ご挨拶にお越しいただいて…申し訳ない気持ちと、ありがたい気持ちで幸せになりました😌✨昨年から異動になって御礼が言えず会えなかった方もいらっしゃったので寂しさも…

もうひとつ嬉しかったのは、昨年の高校生大臣賞の横山さんと内田さんも、先生と一緒に記念撮影にわざわざ来てくれました😄
でも、すぐ他の方とご挨拶になってしまい、あまり話せずごめんなさい!!
福岡に来たら、糸島案内するので、ぜひ連絡してほしいです🙇

振り返りとしては、アイデア自体が単純なものに納まったと自分でも感じました。しかしながら、組織の政策立案は起業とは違い、アイデアを飛ばすより(スタートアップでは、絵空事のスペースアウト、現実的なブルースカイアイデアの中間がよいと言われる)は、少ない経費で地域にとって効果が見込め、実務面で担当者が予算要求のタイミングに合わせて立案できるスピードを大切に考えて、自分のスキルの方向性を位置付けて行こうと思いました。

そして、EBPM+DCで、さらに立案したあとの実行、その後の評価までデータで行う(これが本当の検証型分析だと思える)ことが大事。

今日は審査員の夏野先生の質問がまさにそれでした。「レストランを何店舗くらい広げる想定ですか?」とさすがの質問に聞かれながら感心してました。
実は、「パーチェスフロー」という手法の「配荷率」の考え方で算出し、それを評価指標のKPIにしようと考えていました。
時間がなく、今回コンテストにそこまで盛り込めず「だいたい数十店舗」なんて答える始末💦すいませんでした~実務できちんとやります!(笑笑)
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すでに取り組み始めましたが、データのとおり東京のシェフは競争に苦しみ、かなり興味を持ってくれます。世の中のビジネスモデルは「低コスト化戦略」「差別化戦略」の概ね2つしか存在しないので、東京で選択しにくい差別化戦略を地方から提案しているようなものです(結構交渉で役立つので覚えて損はないです)。

その差別化は、シェフが生産者のこだわり、想いに共感してくれて初めて生まれます。小手先の食材提案でなく、ジビエ1つでも、絞め方、捌き方、冷やし方など聞くと素晴らしい、実際に見て聞いて初めてわかります。これが店頭でのストーリーに変わりきちんと伝えてくれる仲間が増えることでブランドとなっていくと考えています。そう考えるとたくさん案内できないので数十店でも大変💦

もちろん、流通の課題、お店の種類や規模による課題は出てきます。
たぶんどこの地域も悩んでるでしょう😄審査員はやっぱりそこを聞いてこられました。

まだ詳しく話せないので、あまり答えることができませんでした(まだ企業秘密と言えば済んだなぁ)。
私もやる前から想定していましたが、これは解決できそう、と考えていたので走りながらやった方がよいと思いました。こういった分野ほどイノベーションの種が眠っています。課題はわかってるけど、人間はそこまで緊急でないのに、面倒くさいことに労力をかけたがりません。でも面倒くさいことをやれば先発優位や差別化優位が働きます。担当者の粘り強さ一つで地域に貢献できます。

そして、たくさんの人を巻き込んで取り組みだすと、自分ひとりで考えなくても、関わった人たちがその課題の当事者になってくれます。
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「内と外に仲間をつくる」

糸島の生産者や東京のシェフたちが一緒になって、課題解決に協力してくれるようになってきました。
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熱意を持って、内と外に仲間をつくれば心折れずに進めることができます。
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帰りの飛行機で長々と書いてしまいましたが、年末は「糸島を盛り上げる相談をしたい」と、なぜか同じタイミングで、まったく別の数名から連絡をもらい、時間が足りず、欧米でいうパワーランチまで入ってきました(笑)

自治体職員で地域の人に頼られるなんて、仕事において最高の幸せかもしれません!

糸島市や自治体職員で価値観を共有できる仲間が増えるといいなぁ。

飛行機が遅れ、帰るのは23:30くらい、一人で缶ビールでお疲れ様会をしよ。

コンテスト関係者の皆様、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。
そして、香川大学備前市の皆さん本当におめでとうございました!
これから益々のご活躍を祈っています。
特に備前市のYさんには皆さんとつないでいただき、志の高い自治体職員に出会え元気もらえました。

営業する漁師さんって珍しいですよね。

営業する漁師さん!
こんな漁師さんたちは他にいないのでは!?
「獲れるだけ獲って売りに出す時代はいつまでも続かんかもしれん」なんて話しを切り出されたときには驚き✨
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カキ小屋レベルになると商売っ気が出てきますが、まだまだのフトモズクで、先陣きってチャレンジする漁師さん。珍しい…
本当に仲良しの4人の漁師さんたちと、女子高生が先に種を撒いてくれたところに、3日間ずっと一緒に営業。一気に7店舗増えました。もっと置けるけど条件で要検討…

一緒に口座開設まで銀行に行ったりして(笑)

一年間ずっと共に動いていると離れたくなくなり、3月以降もずっと一緒にいたい気持ちが…
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途中でご飯を買いにローソンに寄りましたが、この4人の商品が、もうすぐ店頭に並ぶなんて店員さんも知らないだろうな~。

 

3月までも、まだまだたくさんの仕込みあり!全国区でまだまだ宣伝できそうです。

福岡では、この取組を支援してくれる輪が大きくなってきました。「取組を応援したいけん、うちは仕入れ(買取り)でよかよ!」
この輪を次の真鯛でもっと大きくしていきたいです。

「糸島ファームtoテーブル」で無事に…

2017年の地方創生☆政策アイデアコンテストの地方予選が終わりました。全国21組(大学生以上の部)が内閣府のホームページに掲載されました。

 https://contest.resas-portal.go.jp/2017/

自分は迷いに迷ったあげく、申し込んでいました。ほんとは熊本で講師として呼んでくれ、学んでくれた人たちに活躍してほしかったので申し込むまいかと。

 

しかしながら昨年、賞をとって、自分の組織の感心を高めるより、もともと外の感心の高い人たちを盛り上げて、地方自治体のムーブメントを作っていく方が周りから自分の組織にも影響が出て効率的だと思いました。

 

全国には自分のいる自治体をなんとかしたい、外からどんどん学びたい!、とまちの課題を自分ごと化している人達はたくさんいることもわかりました。

なので、もう少し頑張って、2回続けて実績を出し、さらにいろんなところが興味を持ってほしいという気持ちで、もう一度だけ応募しました。

 

前年は私みたいな市職員だったからか、今年は自治体職員のチームや教職員など、少し公務員の皆さんの応募や予選通過者が多い気がします。こんなムーブメントに少しでも役に立てるのであれば、その一員として尽力したいです。

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(聴講応募チラシにも載せていただきました)
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そして嬉しかったのは、研修先のメンバーの1人が通過してくれてたこと!

九州沖縄で3人なので、本当に嬉しい!

しかも、もう1つのチームは昨年決勝、その前も準優勝のビジネスクロスさん、強豪チームでした。
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私の「糸島ファームtoテーブル」の名前は、青山学院大学ビジネススクールの 宮副謙司 先生のポートランドの事例を参考にネーミングさせて頂きました。中身は違いますが。

もし、決勝に残れれば、昨年とは違うデータの扱い方、リーサスの使い方をお見せできると思います。

先生研究会、熱い、もっと知ってもらいたい!

学校の先生たちの研修会にお呼びいただき、糸島市教育センターにて講師を担当。図書館の横にある施設ですが、私も初めて入りました💦
(日程がダブり「校区ふれあい委員会」には出席できず、公民館長にはいつも申し訳ないです)
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この会は、「小学校校務運営研究会」という名前で、私も存在を初めて知りました。そしていつも使う「公務」と先生たちの使う「校務」の漢字が違うことにも。サービスの対象(相手)によって仕事の中身が少し違うことを最初に考えた人はよく表現してるなと。
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私が呼ばれたのは校長、教頭、主幹教諭の先生たち。なんでも採用5年目まで、中堅などそれぞれ分かれて、こういった会があるそうです。

PTA役員をしたことで気付き、いつも感心するのは、学校の先生たちはとても意識が高く、勉強熱心であることです。
今回のような会にしても、校長や教頭になっても糸島市内の学校から集まり、時間外に自主的に勉強されていることに驚きました。
随分前に叔父から「責任が重い立場になるほど仕事が少なくなると勘違する人が多い。でも本当は上に行くほどやらないといけないことは多く、仕事は増えることを覚えておきなさい」と言われたことを思い出しました。

どこの役所も幹部職員だけの有志で集まって定期的に勉強会なんて少ないはずです。
先生たちの頑張りをもっと保護者に知ってもらいたいといつも思いますし、情報発信するのも市がお手伝いできるのではないかと思います。

ある校長先生の依頼で「コンテストで提案した内容が地域のことを知ったり、プレゼンテーションの方法を参考にできると考えています」という話を聞いたので、主に以下の要点を伝えました。

■K(勘)K(経験)O(思い込み)に頼らずデータを使って説明する

■ボランティアや地域の活動など学外や民間との連携をどのように作るか

■授業や学校活動などの新しいアイデアをどのように創出するか

■プレゼンテーションの方法、テクニック

まさか自分が校長、教頭、主幹の先生たちに話をする日が来るとは…

少しでも参考になればと、本当にそれだけです。先生たちは参考なった、面白かった、という声をかけてもらいましたが、大丈夫だったかなぁ〜。

しかし、沢山の異分野の皆さんと話すのは、とても楽しい時間でした。
それにしても、糸島の先生たち、熱い人が多い!

私も負けじと「熱意」「粘り」「仲間づくり」の3つのNを熱弁してしまいました🙇

福岡デザインアワード結果もさることながらPDCAを!

ふともずくのプロモーション活動は息つく暇もなく、フードアクションが終わってすぐ、次の福岡デザインアワードに参加!

 JR九州唐池会長、小川知事がハカタガールズショップ田中社長と名刺交換。
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糸島産ふともずくの活動、

【福岡デザインアワード・入賞】でした。

大賞はビジネススクール同期の廃校利用ビジネス。これはこれで同じ苦労を味わった仲間が活躍してるのが嬉しかったです。

それはそうとして、

生徒に声をかけると「審査員にうまく説明できませんでした」と落ち込んだ顔。本気で糸島の活動に取り組んでくれ、また博多ガールズショップ、つまり会社として他の生徒に、チームへの責任も感じているようでした。

私は、高校生にここまで頑張ってもらえたことに驚き、たった一年で、おとなやプロの組織顔負けにこれだけ販路や知名度を伸ばせたことは自信を持ってよいと思います。

1年以上をかけて地域で取り組んできた活動は彼女たちの後輩、今の2年生に現場活動を通して少しづつ引き継ぎが始まっています。糸島市マーケティングモデル推進事業は、次の商材も決まり、【糸島産ふともずく】+【糸島産鯛だしスープ(仮)】になります。

 

ふともずくは、この活動で、すでに月平均の売上が3~4倍になりました。新しく決まっている販路も倍くらいあり、さらに(株)ローソンとの共同開発も11月末に糸島の海を見ながら、現地確認と打合せが開始。

行政マンとして、生徒たちの成長に浸るだけでなく、一方でシビアな目線で、地場産業に対しての効果を検証しないといけません。

あと半年で当初売上目標は、、、ギリギリきついか。あと一年あれば間違いなくいけそう。市場セグメントの規模、ターゲット層の購入回数券、シェアなどから目標を立てましたが、世の中甘くないし、目標高すぎたか(T_T)ただ、こんなこともMBAにならないと考えなかったし、なんとなく評価指標を立てて終わってたんだろうなと思います。

もっと公共経営に民間手法を取り入れていきたいですね。

それに、支援する企業の規模、業種などにもよると思いますが、やはりこういった出口戦略の支援活動の積み重ねは必要だと考えています。そしてデータで分析したように特に5人以下の事業規模のところと取組みたい。

 

年度末は漁師さんたちから、出口側の活動を自分たちの考えまでふくめて、市内の事業者の皆さんに向けて発表してもらいたいと考えています。

 

これひとつでも、また労力使いますが、地域を巻き込んで自分事にしてもらうため、やります。


ふともずくは、地元の保育園の給食にもなりました。水産業全体の将来へ向けた取組み。

この横には映画「糸」のクランクアップの記事でした。市役所職員は頑張れば、たくさん地域に貢献できる、ほんと素晴らしい仕事だと感じます。
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ゼロから最後までの映画撮影

映画「糸」のクライマックスシーンの撮影がおわりました。
フィルムコミッション業務として、映画、TVなど部分的な撮影協力はしてきましたが、さすがに資金集めからはじまる、本当に0からの製作は初めて仕事で関わりました。

ラストは橋の上に本物の竹灯籠を4000本並べてのシーン。エキストラなどのお手伝いでなんとかかんとか。
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 夜は竹灯籠に火がともり、きれい。
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福井神楽も映画に出演。かがり火でカッコいい!
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市役所の屋上から見た景色。「糸」の名のとおり、池に一本の光の糸が。。。
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 内容は上映してのお楽しみ!

 

どこの自治体もフィルムコミッション業務が大なり小なりあると思います。

私は映画やTVの一場面的な誘致や仕事はしたくないし、となりに福岡市や北九州市があるので競合にも勝てません。

このように糸島が舞台の映画をつくったり、他ではやらないショートショートフィルムフェスティバルで商店街を活性化させたり、いとシネマのように星空の下で子どもたちに映画の思い出をつくってあげたり。

マンパワーも限られ、投資額と経済効果もよくわからないまま、ただ誘致とするより、こんな市独自のフィルムコミッションをしたいと思っています。

同じ映画文化でも、まったく他自治体とは違う雰囲気になってきました。

連休も休みなく、早朝深夜で疲れましたが、たくさんの出会いもあり、糸島活性化に多少なりとも貢献できるよう、これからも力を注ぎます。

そして得したことも。

女優さんたちを撮っていたプロカメラマンに隠し撮りされていた写真をもらいました。

朝5:30から撮影準備で、夜明けが、、、
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今週は、金曜夜はビジネススクールに入りたい人たちや企業の人事担当者への説明会で卒業生代表で登壇します!

フードアクションニッポンアワード2017 でふともずくが日本最高級の賞をとりました!

フードアクションニッポンアワード2017。農林水産省が主催し、10,000社以上の協賛企業が加盟する日本最大級の食のコンテスト。
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糸島漁協の「糸島産ふともずく」が、なんと!!
地域に眠る、後世に残したい産品1,111の中から、100品に入選し、そして東京で開催された最終審査会で最高の賞である10品に選ばれました!
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農水省をはじめとした、名だたる企業に認められたことを意味し、国内にある数ある産品が、欲しくても一生に一度も貰えない、とても素晴らしい、価値ある賞です。

そして、この賞に選ばれた産品はパートナー企業がつき、一緒に販売や商品開発をすることになります。

糸島産ふともずくは???
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あの「ローソン」の竹増社長が手をあげてくださり「この素材を、新たな商品へ生まれ変わらせるとまで含め、日本全国の皆さんに健康と美味しさを届けたい」と熱意を示していただきました。
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これからローソンと糸島漁協がコラボして「糸島産ふともずくの〜」が開発され、披露されることになります。
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受賞サイト

http://syokuryo.jp/award/item/A17-00741.html

 

糸島市と博多女子高、糸島市食品産業クラスター協議会、アジアンマーケットが連携した「糸島市マーケティングモデル推進事業」。
これまで「いまさら福岡で個別産品を何でするの?」「あなたが何をしたいのかわからない」「いつまで続けるつもり?」たくさん批判もされてきました。

 

でも、誰のためにやるのか?
ふともずくを生産する漁師さんたちに喜んでもらいたいといつも心で思い返し、そして糸島の特産品が創られ、地域の漁師さんたちが増え、そして地場の製造、商店に波及して行くという支援が必要なんだと信念を持ってやってます。
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講演で「事業を立ち上げ進める苦労はありますか?」よく聞かれます。

ほとんど、周りとの調整の話ですが、仕事をする相手方と自分の組織の内側両方に仲間を一人は作ることと答えます。

 

私を信じてくれて、協力してくれる人たち。とても心の支えになり、負けない力をくれます。
その人たちのために、やってよかったと思えるように全力を注ぎます。すでに一年以上、我慢強く一緒に仕事をしてくれた方々、本当に感謝しています。必ずやってよかったと思ってもらえる仕事をします。
本当にありがとうございます!

オープン糸島in東京八重洲

オープン糸島!

東京で糸島体験イベントを開催しました。

これまでは、百貨店での物産やマルシェイベントでの販売など、モノ消費を通じたまちのPRがメインでした。
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新たな試みで、移住者のトーク、クラフト作家に習うワークショップ、糸島の農生産物をふんだんに使ったケータリングと、コト消費を通じた糸島PRをしました。 

集客施設でもなく商業地域でもない会場で、小さな自治体の単独イベントは非常にチャレンジングで、しかも台風接近で天気は最悪。

お客さんが果たして来られるか不安でいっぱいでした。

でも、そんなコンディションにもかかわらず、たくさんのお客様が!?
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先輩移住者トークイベント。いいとこ、わるいとこ、リアルな話が聞けて、とてもよかったと思いました。
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 糸島食材をふんだんに使ったケータリング。

とてもおいしく、大好評!
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作ってくれたのはコンベイの横田渉シェフ、アメリカ帰りで、肉料理をお得意とされてます。
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クラフト、陶芸、ガラス細工などの展示、販売、体験なども東京では初の試み。
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他の地域がやっていないことをいち早く挑戦することで、糸島の存在を知ってもらい、興味関心を持っていただく機会にできれば!


単なる物産とは違う発信。観光ではなく、移住と組んだ、自然、食、趣味などの暮らしの糸島プロモーションでした。

くまもと地方創生塾での講演

熊本県庁で、県内全市町村から職員の皆さんが集まって研修会。

リーサスやデータを使って政策にどう落としていくかについて、講師として呼んでいただきました。
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正直、自治体によりデータ分析、政策立案、研修自体に対する熱意に温度差があることは否めません。

それは当たり前と思っていきました。

糸島市の中でもあることだし、どこでもあるはずです。ただ、今回の話で、何人かでも気持ちに変化を持って貰えたら…
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終わってから、たくさんの人が名刺交換に!

「とても勉強になった」「衝撃だった」「うちの自治体でも話してほしい」「自分の政策立案内容を相談させてほしい」といった嬉しい声が!

そのあとメールもいただいたり、、、そして政策コンテストに熊本県からは知ってる人だけでも8人(チーム)も応募してくれました。

私が行くだけでも興味を持って、通常業務に加えて大変な政策立案をしてくれるなんて…その誰もが、自分のまちを元気にしたいというやる気に満ちた人たちばかり。

講演では、

●3Cを利用した分析ストーリーの立て方

●データの分解と比較の重要性

●リーサスは強みと連携先を探索

●官民連携モデルの作り方

ブランディング事業のマーケティング活用法

●壁にあたったら3つのN

を話しましたが、ほかにも政策インパクトを知るための大から小へ、マーケティングをどう使うかなど、あまりにたくさんのことを紹介してわからなくなったかもしれません。

でも、難しくないし、一度見て覚えると自分で試せるし、自治体職員として一生使えます。

 

懇親会では、誕生日まで祝ってもらうという、うれしいハプニング!
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呼んでくれた、熊本県庁のiさん、yさん、そして、たくさんの職員の皆さん、本当にありがとうございました。

 

11月は2つ、そのあと、年明けに遠くのまち2つで講演が決まってます。大概の県にはもう行きましたが、今回初めての県があるので楽しみです。

こんな風に、外に知識、技術を伝えることについて、ある先輩に「糸島だけでよくなることはないから、どんどん行っていいんじゃない?」とアドバイスをいただきました。

これは専門用語で「パラレルパス効果」といって、同じ課題に対し、複数人で取り組んだ方が早く課題が解決されるというものです。

研究者たちが同じような研究を何人もされてますが、そのおかげで世の中の難しい課題も早く解決できるのでしょうね。

地域課題も同じだと思います。この先輩は理論、先人の知恵としてわかってることをなんとなく経験と勘で判断されていることがやはり素晴らしい職員だなぁと感心しましたが、講演で質問が出れば出るほど、経験がなくても、なんとなくでなく、自信をもって判断できる軸を紹介しています。

こちらから、すべての知識を話しまくるわけにはいかないので、たくさんのご質問いただけることを楽しみにしてます。

次は校長、教頭をはじめとした先生たちの学校運営研究会での講演。教師からの視点で、いつもと違うような突っ込みを期待してます。

 

ふともずくの販路が広がり、知ってもらうことも同時に!

糸島産ふともずくをたくさんの人に食べてもらうため、漁師さんと女子高生と一緒に売り込み。

出口を見据えてある程度、販売先を固めていましたが、いざその段階に入ると、壁がたくさん!

 

でも!

 

次の戦略を考え、ある販売先を高校生と一緒にピックアップ。基本的なターゲット層は変わらないので、うまく行きそうです。
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営業準備。商品説明資料、見積書を自分たちで作り、放課後自分たちで面会のアポを入れます。
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アポ入れの段階で取扱オッケーしてくれるところも。その後訪問して、取扱いオッケーもたくさんもらいました。地元の産地直販しか売ってなかった漁師さんたちに、どんどん販売チャネルが!

ターゲットにしていた売り先を拡大していくだけなので、基本的なところはどこもオッケーです。

 

そして、もうひとつ戦略をたてていて、こちらでは旧パッケージが役に立ちます。本日は漁師さんたちを連れ、福岡市のあるお店へ。

ほんとは多地方で頑張ってほしいので、言いたいですが、もっと実績が出て、紹介できるレベルになったら。。。

 

糸島のふともずくを別のルートから、ストーリーをつけていく作戦です。

今日はとてもうまくいきました。どんどん広がりますように!

来週、再来週、その翌週も、高校生と並行、連動した作戦で、アポ済みなので頑張りたいと思います。

 

そして、

農林水産省主催のフードアクション2017に入選しました!全国100選なので、各県から単純に2品くらいか、、、

10/30東京リーガロイヤルホテルで展示、販売、商談、最終審査と参加できる権利を得ました。10商品が特別賞をいただけるので、もらえるといいなぁーと。高校生と一緒に私も行きます。


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実は前日10月29日には八重洲ダイアゴナルランという施設で糸島の移住イベントを開催しますので、ぜひたくさんの人に来てもらいたいです。クラフト体験、糸島食材ケータリングも出ます。

 

博多女子高校ではオープンキャンパスや進路指導の先生に配るための冊子が作られました。
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糸島のふともずくマーケティングの取組みが満載で、糸島の中学3年生女子には全員配られることになっています。

これを見て、一緒に学べる人が増えたりしたら嬉しいですね。

 

ふともずくの生産現場について、仕入れをしている東京のお寿司屋さんのblogにわかりやすく書かれています。

http://www.sumeshiya.com/blog/2017/05/post-2454.html

 

明日は市民まつり!

グルメグランプリ担当で、またひと気張り。