博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

講演のたびに少し遊んでみる

7/6は熊本での講演。

半日使って、データ分析から政策立案まで、マーケティングを活用したワークショップです。なかなかここまですることはありませんが、最初の方に講演に呼んでいただいたんです場所で、多くの友人もいるので、こちらにはずっと行くようにしています。
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唐突ですが、講演前に少しデータをいじってみます。

外国人観光客の一回と二回以上訪問という表がネットに転がってました。

二回以上をリピーターと捉えることが大事。データの入手コストを考え、手に入りやすいデータで代替してしまいます。

 

ブランド戦略は如何にリピートを増やすかです。2軸にするだけで…
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一度来てもらえばリピートする相関が高い

国によって観光目的がずいぶん違う

リピート率を高める国と目的がわかる

など、いろいろ見えなかったものが見えますね。

 

次はリーサスをいじってみます。

外国人メッシュ分析。

一年分をみても、あー、熊本城37万人の外国人が来てるのかぁで終わってしまいます。

自分で「場所」と「時間」を増やすのです。

これも、マーケティングのセグメンテーションから。(場所、時間、人口統計、行動、心理)で行動を切ります。

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文化観光、食観光、自然観光など、目的の異なる場所をいくつか選び、かつ、リーサスでは三年分見れるので、Excelの表に入力します。

すると、また見えないものがみえます。

 

糸島で同じようにやりました。

観光客の多さだけみたら、駅周辺(中心市街地)が多いなぁ、でおわりますが、先程のExcelで、客数に加えて、横軸に増加率をとると、伸びさかり、テコ入れしないといけない場所などが見えてきます。

「変化」と「量」を同時に捉えることが大事です。
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文化施設は少ない。

伊都菜彩は多いけど伸び率が落ちてきている、海沿いのカフェ(自然・食)はいまは外国人少ないけど伸び率マックスだから主力にできる、などわかります。

 

と、講演前にいろいろとデータをいじるだけでも、楽しいですね。

 

真面目は抜きにして、

 

いま某テレビの密着中。 明日も1日カメラ付きでの仕事です。気を抜けないのはつらいですが、合間で、ピンマイクつけてもらったりするときに、「岡さんの前に、某芸能人がつけてたマイクですよー」とか雑談も楽しいです。

7月20日放送。解禁されたら、お知らせします。

 

8月以降も、九州経済産業局セミナー、全国短大フォーラム、福岡県市町村研修所、JIAMなどなど、いくつか全国講演に回ります。

新しくプロフィール写真撮ってもらいました。

最初に使っていただけるのは、

九州経済産業局かな?

人の役に立てた日は幸せ。

2日間、東京で講演。

私がお声かけいただけるのは、政策に使う

●データ分析

マーケティング

の2つですね。

 

初日は、青山学院大で開催されたマーケティング学会で講演してきました。f:id:okagon:20190523175454j:image

学校が素敵すぎて、羨ましい限り。
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統計に関心の高い先生や企業の参加者が多かったようです。

リーサスを使った分析をたくさん紹介しましたが、大学の先生たちは深いところが知りたいようで、また糸島まで調査に来たいとのこと。

●強みの見つけ方

●外国人の宿泊と日帰り観光客の出し方

   (直接の機能はないが出せる)

●販路の多さを定義する方法

などなど、たぶん世に出てない方法も含めて、いくつか型があるので、事例に沿って紹介したいと思います。

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そして、2日目は東京ビックサイト。

いつ来ても、おっきい。
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年に一回の自治体総合フェア。

10000人くらい来場があるらしく、ホントにすごい。
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私はB5。東京でしたが、なんとか会場は埋まって一安心。
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日本経営協会主催、自治体関係とのことで、こちらはデータ分析だけでなく、政策にどう経営手法を使ったかに力点を置いて解説。
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私の講演では、60~70代のご年配の方もよく拝見し(1割はきっといらっしゃる)、私みたいな若造の話にニーズがあるのかといつも驚きます。

ご定年後に地域で何かやってみたいと考えられているのか、ビッグサイトでは、最後方でスタンディングで拍手される方がいらっしゃったのが印象的でした。

 

そして、最も素晴らしい出来事は、

とある役所の方が、どうしても話を聞きたいと参加してくれていたことです。

 

自治体総合フェアと言っても、平日はなかなか自治体職員が参加しにくいと思います。そんな中、質問事項を準備して、わずかな時間にノートを取る姿勢にうたれて、全力で返してあげようと思い、私も真剣。あのような自治体職員は、きっと組織にとって、全国の地方公務員にとって、必要な人材になります。

 

私がこうしなさいとは言えませんが、いま迷っていても、とにかく一歩踏み出すことは、やった方がよいと思います。どの道に行ってもきっと後から返ってくるものは大きいはず。

 

迷ったら、

「どっちもつらいことは多いので、自分がいまワクワクする道」を選んでほしいです。

 

私も、あと20年役所にいるので、将来の楽しみが増えました。

 

毎日何かしらありますが、講演で多くの人の役に立て、ひとりの若い人の役に立て、そんな日は、自分が幸せな気持ちです。

RESASをそのまま使わない、地域活性化への活用術~日本マーケティング学会で講演します

日本マーケティング学会で講演します。

もし、よかったらご参加ください。RESASを他のデータと組み合わせて分析する事例を入れる予定。初披露の分析方法も!


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【第17回 地域活性化マーケティング研究報告会の参加募集!】

テーマ:「地域経済分析システム(RESAS)を活用した糸島市地域活性化の取り組み」
報告者:岡 祐輔 氏(福岡県 糸島市 秘書広報課)

 福岡県糸島市役所の岡さんは、次々と地元特産品の地域ブランド化、新たな販路の開発でその売上アップを実現し、数々の地域活性化関連の賞を受賞し、「スーパー公務員」と呼ばれています。

 そのマーケティングの背景・根拠として内閣府「地域経済分析システム(RESAS)」を徹底的に活用した分析があり、それを踏まえた地域活性化であることが特徴です。行政が地域特産品に関して地域の学生と取り組む、よくある商品開発とは違う(ご本人談)とのことです。

 今回はこのような地域活性化の取り組みの実例と、その背景となる基本戦略、データ分析の具体例からその活用の実践例について、お話しいただきます。


日時:2019年5月22日(水)19:00-20:30(予定)

場所:青山学院大学 青山キャンパス 17号館8階 大学院国際マネジメント研究科「青山ビジネススクール(ABS)」17803教室

参加費:1,000円
先着30名となります。ぜひご参加ください。

申込 http://www.j-mac.or.jp/research-project-new/21567/
*学会員のみエントリーできます。どなたでもネットで即時入会後、お申込みできます。

東京ビッグサイトで講演します

自治体総合フェア@東京ビッグサイトの受付開始!

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10000以上も来訪があるイベントで驚き!

一応、

こじんまりですが、私の出番は、

5月23日12:30~13:30 西ホールです。f:id:okagon:20190512075547j:image

 

お腹がすく時間ですが、
関東をはじめ、全国の皆さま、
もしよろしければ、ご参加ください!

 

セミナーは、すごく活躍してる人ばかりで恐縮ですが、楽しい一時間にしたいと思います。

 

告知のみで申し訳ありません。

 

https://noma-lgf.jp/2019/conference/date0523.html


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ふるさと唐津で思い出に残る初講演!

3月は異動の時期ですが、皆さんはいかがでしたでしょうか。

私はまったく変わらず(まわりがごっそりと変わって)、今の部署に4年目に突入です。

今月思い出に残ったのは、故郷の唐津での講演でした。初めての地元での講演で、『鮭のように成長して故郷に戻って貢献してるね』と言われて、変わった例えでしたが、役に立つ嬉しさは、ひとしおでした。

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唐津青年会議所主催、その例会のあと、基調講演だけは外部の人たちも参加可でした。

 

夜8時30分からの講演にもかかわず、たくさんの人がお越しくださいました。

 

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唐津は、観光客が年800万人くらい来ていましたが、これは福岡で言うと太宰府レベル。全国でも屈指です。

しかし、減ってきてる…

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ただ、これだけみてもわからないので分解してみます。

すると、減ってきてるのは、日帰りですね。

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どこから来てるんでしょうか?

休日に1割強が県外から来訪され、日帰りといえば福岡市がメインにならないといけませんが、少なすぎる。糸島と比較すると数十分の1です。

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どこに来ているのか、呼子イカ唐津城の二極化。合併して相当の年数もたちましたが、新しいコンテンツがない!?

だんだん飽きられたか…となりの糸島が大きな競合になったはずです。

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メイン観光地ふたつ、呼子唐津城は、特徴が違います。

卒業旅行シーズンやゴールデンウィーク呼子まで来ているのに、唐津城は反対に観光客が減り、唐津城の売りで、日帰りのメインとなる桜や藤棚の時期が…

なんだか、いろんなことが想像できます。

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講演ではどういう観光戦略やマーケティングの手法を使うのかなども、少しだけ話させてもらいました。一時間の持ち時間内では、精一杯やりきれたと思います。

クイズタイムなんかもいれながら、楽しく!f:id:okagon:20190330145850j:image

会場には久しぶりに会う、同級生もいて感激。

新年度も、多くの地域のお役に立っていきたいと思います!

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ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2018「地方創生賞」

糸島市マーケティングモデル推進事業が「地方創生賞」を受賞!! 


 地方創生に貢献している地域に眠る名品、取組みを表彰する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2018(内閣府経済産業省農林水産省後援)」において、糸島市マーケティングモデル推進事業が全国172件の応募の中から、コト部門の最高位の地方創生大臣賞に続く「地方創生賞」を受賞しました。f:id:okagon:20190316214048j:image

ふるさと名品オブザイヤー

https://furusatomeihin.jp/2018/sousei.php

 

動画

https://youtu.be/YUnRDIICwi0

 

これまでの「糸島産ふともずく」「だしスープっ鯛!!」「糸島産メンマ」など、糸島市地域資源を商品化、販路や認知拡大を推進してきた2年半の取組が認められたものです。

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表彰当日は行くことがてきず、一緒に活動している糸島市食品産業クラスター協議会 馬場会長(写真中央)にお任せしてしまいました。

 

いくつか、メディアにも取り上げてもらいました。

  • yahooニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00010007-kbcv-l40

 

http://qbiz.jp/sp/article/150257/1/

 

審査では、岩手県知事、総務大臣内閣府特命担当大などを歴任された「地方消滅」の著者である増田寛也氏をはじめとし、元フジテレビアナウンサーで、シャ乱Qドラムス・まこと氏とご結婚され、司会、テレビ、雑誌など多方面でご活躍の富永美樹氏などが審査員を務められました。

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地方創生担当大臣の片山さつき大臣から表彰を受け、高校生3年生になると、全国放送のメディアでも余裕の対応。f:id:okagon:20190316214505j:image

すごい成長ですね。2年生「私たちもああなれるのかなぁ」と。でも大丈夫です。この授業を受けた子達はそうなります。

 

取組み自体を認めていただけることが、地域ブランドを高め、ストーリーをより強くし、次の活動の原動力をつくってくれます。

 

政策アイデアコンテストで受賞してから、地方の一事業にもかかわらず、実践でも全国で取り上げていただける機会が増えました。

 

地方創生賞の名品は、テレビ東京が運営する「虎ノ門市場(http://www.toranomon-ichiba.com/special/meihin.html)」でも販売されます。2018として、だしスープっ鯛と糸島産(国産)めんまが掲載されます。

天然真鯛の漁師後継者、放置竹林対策など、さまざまな地域課題の解決や、地域事業者の所得向上へ!

 

ここまでいくつも、注目を浴びるためには手法が必要です。これは今後、他の地方公務員にも提供するため、何かに書き記していきたいと思っています。

 

公務員のためのマーケティング術的な…

 

2019年に内閣府認定マーケティング検定の1級、2級が始まります(3級は既設)。

1級を取ろうと思っています👊

 

また群馬大学に行った際、数学の先生に、統計検定2級は大学生でも結構な難易度だと伺い受けることにしました。f:id:okagon:20190316221029j:image

仕事へのデータ活用でやっているのは、これまで歯学、経営学などでやってきたバックグラウンドのおかげ。解いてみると割りと簡単!いつの間にか力はついてるものですね。こちらも1級を!

 

来週は初めてふるさと唐津。5月は東京、熊本、9月は全国短大フォーラム、11月は市町村研修所(ずいぶん先…)で講演予定。

やれるだけ、頑張ります👊

 

あなただからできる「運命の政策」

MBA成長戦略フォーラム

http://qbs.kyushu-u.ac.jp/archives/8186f:id:okagon:20190306221202j:image

これから経営学を勉強したい人、在学中の学生の方々へ、講演させていただきました。

 

同級生から「今日話されたことは必ず書いて世に出して残したほうがいいですよ。地域政策の分野で助かる多くの人がいるはずです。これでは会えた人しか知ることができない!」と熱く助言いただきました。

 

そんなことも少ししていこうかと思い、実は、一般財団法人 行政管理研究センター発行の「季刊 評価クォータリー」に寄稿しています。

4月号に20ページほどですが、実際の政策立案の過程をもとにした分析、立案、評価の方法を書いています。

来月発売されるので、ご関心のある方はぜひ。

http://www.iam.or.jp/quarterly_ev.html

 

そして、今年度仕事の一つとして、立ち上がるのが、糸島のまちづくり会社。糸島の商店街再生、活性化のお題をいただきました。

民間ベースで資金を調達し、運営する仕組みを最初から提案し、4月にはプレスリリースされる予定です。

つい最近も書きましたが、自治体職員は、共創の場をセットするスキルが必須です。

いとしまちカンパニー

https://www.itoshimachi.com/

※糸島の火山(ひやま)から見た景色

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移住の3社長の合同会社として、福岡で最もシェアの大きな新聞社グループから資金提供してもらい設立。これから、事業内容がホームページにもアップされていきます。

 

長い歴史のなかで、たまたまその政策を考える担当者によって、

 

「運命の政策」が生まれます。

 

ほかの人が頼まれていたら、まったく別のアイデア、商店街活性化政策が生まれていたでしょう。でも、その人しかできないものができ、それでいいと思います。

 

講演のとき、「市役所職員は定時で帰り、仕事をしない人たちの集まりだと思っていました。そんなにモチベーションをあげるコツがあるんでしょうか?」、終了時の質問で、悲しかったですが、「少なくともうちの職場にはそんな人はいません」とはっきり回答しました。

 

そのとき一生懸命考え抜いて、自分の運命の政策を自治体の方々にたくさん創りだしてほしいと願います。

 

来年度に向け、次の新たな政策も、立ち上げ準備中。民間と力を合わせ、多くの仕掛けを!

地方創生大臣賞に届くのか!?

糸島産天然真鯛を使って、糸島の漁師、製造業、そして女子高生とすすめる、六次産業化商品「だしスープっ鯛!!」f:id:okagon:20190224090430j:image
発売から8ヶ月。

すでに販路は20を超え、売上は社長想定の2倍、会社の既存鍋スープの7~8倍になりました。

https://fukuoka-yokamon.com/new/tokyuhands_hataka201902?fbclid=IwAR2tMS_OZQF5i0FMLQnUdLnYHR6UBlcpEf8Gfgo-0Y2tor7Q2LiXtbw__h8

 

博多駅のおすすめ土産、

「家庭で手軽に部門1位✨」にも!
家庭での手間が省け、高品質、安全な出汁

だしスープっ鯛🐟

https://www.walkerplus.com/article/178956/

博多駅では「マルイ」と、
東急ハンズ(期間限定)」で買えます。

 

「糸島の天然真鯛」の価値を広めることで、漁師さんはもちろん、加工品を作る事業者の皆さんへと波及し、地域経済の活性化へ。

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そして、ふるさと名品オブ・ザ・イヤーで、糸島マーケティングモデルがコト部門で地方創生賞の3品に選ばれました。

3月13日に内閣府で、大臣賞が決まり、表彰されます。

地方創生の最高峰で、

政策アイデアで表彰され、実践フェーズも表彰していただけるなんて光栄です。

https://furusatomeihin.jp/

動画もアップされてます。

https://furusatomeihin.jp/2018/sousei.php

 

https://furusatomeihin.jp/2018/winning-prizes/koto/02.php

 

私だけでできないので、どのように同じ目標を持って活動出来るか、

 

協創の場をセットするのが私の役割です。

どの部署でも、仕事でも、同じで、これからの地方公務員の最も大切なスキルの1つと言っても過言ではないと思います。

やってると、「とち狂った公務員、変態公務員がいないとやっぱり進みませんね」とか言われたりしますが、地域と狂ったように政策を奏でる「狂創の公務員」とかの方が似合ってるかもしれません。

 

ふともずくに続き、真鯛、そして、メンマと、この取組み自体を評価いただけることになりました。まぐれでは、次々と商品の売上をあげ、真鯛だしも、九州おみやげグランプリ、チームシェフコンクール、ふるさと名品オブザイヤーと、数々の表彰を受けることはできないと思います。やっぱり、マーケティングや経営手法の基本をしっかり仕事に応用し、協創するパートナーの役割を意識し、得意分野を生かせる仕組みにできた結果だと考えています。

 

どこの地域でも、特産品や地域経済活性化は可能です。

最近、いくつかの市町に訪問する機会がありましたが、「小さい町だからできない」と意気消沈してありました。

しかし、町の説明を聞いて、町を回れば、「1年もらえれば、やれる!」と思いました。コンサルタントではありませんが、他の町でも貢献できるチャンスがあれば、やってみたいと思います。

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人をつなげるのも経営学の手法で

2017年に地方創生政策アイデアコンテストで表彰いただいた、糸島ファームtoテーブルもずいぶん取組みが軌道に乗ってきました。

浅草の喜多屋さんでは、糸島海鮮丼がランチメニューに入っています。ぜひ食べてみてくださいね。
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そして、2月9日に六本木のBeyond B.Bで糸島ディナーイベントも開催しました。

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糸島の牡蠣小屋、ケンちゃ牡蠣の仲西一男さんにも来ていただき、お客様と交流していただきました。
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このお店の入口は糸島づくし。
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いろんなことを考えてやってますが、一部マーケティング的な方法をご紹介します。

 

プロモーション戦略

糸島には、雑誌とWebをきっかけに25%がグルメ観光に来てくれています。口コミでは41%ですので、いかに最小経費でこの口コミを誘導するかにかかっていると言っても過言ではありません。

https://www.walkerplus.com/article/176978/

このイベントをきっかけに随分ネット上で紹介してもらい、さらに今、原稿確認のものもあります。レストランをただ販路開拓している事業ではありません。

 

生産者の意識が改革

最初は勝手がわからず、とりあえず話が来たから受けてくれていた生産者も、いまでは積極的にシェフにプレゼン。どんどん上手になっていきます。そして、消費者のニーズを自らの耳で聞いて、どのような食材が求められているのか、流行が来るかなど、生産者が経営者、商人の顔つきに変わってきます。f:id:okagon:20190223223241j:image

逆に、「平松総料理長から電話あって、レストランひらまつ本店で採用してもらいました」と連絡をいただき、よい報告かと思いきや、「流通の課題を解決していきましょう!」と反対に尻を叩かれる始末。変わったなぁ~と思いながら、嬉しいことです。

 

ネットワークが広がる(関係人口)

生産者自身が東京で食材を使ってくれる店舗を周り、シェフに挨拶。逆もあります。

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自然と生産者とシェフが仲良くなり、繋がりが強くなり、他のシェフに薦めてくれたり、他の生産者を紹介したり、と。勝手に経済拡大、プロモーション拡大です。

 

アンケートでは、生産者だけでなく、市役所職員とも交流したいと書いてある割合が高いことに驚きました!そんなニーズがあるとは…その後、すぐに連絡が来て、牡蠣小屋に遊びに来てくださる人が何人も。東京の方々は凄い行動力💦

お客様が写真も撮ってくださり、私個人も関係人口に混ざりました。

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これからは人を繋げていくことに重点を。

 

経営学の思考では、最初から人、金、物、情報が循環することを考え、、、また新しい価値が糸島にうまれました。

 

まちづくり会社「いとしまちカンパニー」

地元3社長の出資と西日本新聞社グループの資金を誘発し、公的資金はゼロのまちづくり会社。商店街を拠点に活動が始まります。

https://www.itoshimachi.com/

とりあえず、登記は済んでるので、もうすぐプレスリリースします。

予算要求しない(いらない)から、役所内部では何やってるからわからないけど、人をつなげていくことで、役所外の資源がたくさん集まり、目的はちゃんと果たせます。

 

内と外をつなげる。

 

そして、これが終わるので、もうひとつ糸島に新しいストーリーを立ち上げてます。

糸島の小規模事業者の良いもの、地域おこし協力隊を育てる拠点を。

講演情報(ぐんま、くまもと)

群馬大学で、地域と研究者の対話イベント開催されます。その間の役割😄?基調講演とパネリストで登壇するので、いろんな方にお会いしたいと願います。ぜひご応募ください。


参加無料です。

 

吉良先生は九大時代にAI移住マッチングでお世話になりました。数学でいろんな問題を楽しく解決してくれます😋

 

http://www.gunma-u.ac.jp/information/49026

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チラシみたいに、やわらかく、よりわかりやすく、話したいと思います。

 

資料つくらないと💦

 

実はその前に熊本市役所セミナー。

職員の方が作られた素敵なチラシ。自分にはこのようなセンスがないので、うらやましいです。デザインを習いに行こうかと思ったくらい。
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1日で定員オーバーで、熊本市の皆さんの意識の高さに驚きました。

 

地域資源で最も大きいのは「人」、グロイスバーグの研究からもわかります。

 

糸島市といつも比べてしまいますが、いろんなところに行くと、不安になってしまいます。外の風を感じる仕組みをオフサイトミーティングなどで作ってある自治体職員は素晴らしいと思います。

 

僕も始めようかな。