MBA地方公務員、日本最高の市役所マンへ!

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

グラフの特徴に注目。経年変化で変わると何かある!?

またまた読者の皆さんのブログを見ましたが、デザインがきれい。見出し機能もうまく使ってあるし。センスの問題?

 

自分は前にも書きましたが目の障害(色弱)もあり、色がわからず、センスも悪いので(これは目と関係ない)、自分で服を選ぶのがホント嫌です。だから妻に選んでほしいですが、なかなか子どもに手が入り難しいみたいなので、自分で買っては失敗の繰り返し。誰か、服を買うときは付いてきてほしい。。。

 

と、まったく関係ないことを!

 

ということで、以前の以下ブログで使ったグラフで、何か特徴に気づきますか?というところで終わっていました。

http://okagon.hatenablog.com/entry/2017/02/02/224030

 

このグラフは、販売先という軸で売上を分解し、かつ経年変化を見ています。

f:id:okagon:20170201002041p:plain

 

誰しも、最初に気づくのが、「一番上の色が変わっているのはなぜ?」ということです。

 

これは、2008年に福岡市にある長浜市場に全量出荷していた鰆(さわら)を、2013年はJF糸島が新たな販路開拓先として、岡山県に直送するようになりました。それで、漁協の荷捌き所という、赤グラフが(赤で合ってます?右棒の一番上)増えています。

 

しかし、おかしいですよね?

 

漁師さんたちが儲かるために、新しく販路を開拓したのに、福岡市場と糸島荷捌き所を合わせた総額があまり変わっていません。

※増えているのは、最下段のカキ小屋だけ。

 

これでは、遠くまで冷凍車で運ぶため、コストはたくさんかかるはずです。

特選本鰆と言って、大きさや絞め方などで選らばれた魚が少し高値で売られていただけで漁師さんたちの所得アップに反映されていないのではないでしょうか。

 

ここで生産から消費者に販売されるまで、どこでコストが発生し、付加価値がつくのか調べるバリューチェーン分析というものがあります。

 

少し脱線しますが、マイケル・ポーター教授が考えられたもので、事業戦略論でこの人の名前が出ないことはないし、ダイヤモンドモデル、ファイブフォーシズなどカッコいいネーミングのツールを沢山生み出し、ビジネススクールに行って一番大好きになった人です。

 

下に水産事業者の事例がありますので、ご参照ください。

 http://www.darecon.com/value/hi_seizo.html#aff

これを使って、各段階のコストを調べ、どこで課題が発生しているのかを突き止めるのです。

 

ここで現場に飛び出して、漁協や漁師さんたちに聞けば、原因がわかります。

おそらく今回は、流通の問題だと思いますので、知り合いの漁師さんに聞くと、案の定、「輸送費を結構取られて、あんまり儲からん」とのこと。

 

ここから、何が出来るか。

 

「漁師さんたちの所得を上げる」

 

という大きな課題から、

 

「輸送(流通)問題を解決する」

 

という課題にかなり絞り込めたと思います。

 

ハブ&スポークと呼ばれる流通を効率化する方法や共同出荷する、地元の運送業者に相談するなど、解決策を考えるきっかけが掴め、これで漁師さんたちの所得を少しでも上げることができます。

 

本当にリーサス1つの使いよう、データの見方1つで、地域を幸せにできる兆しが生まれます。

 

もっと、もっと、どこの部署でも、課題の絞り込みができ、効率的な政策提案がどんどん生まれる状況になることを願います。