博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

採用試験合格の人たちは、来年どんな1年になるでしょう

今年もあと残すところ僅かとなりました。

私は2年間の大学出向で全国を飛び回っていましたが、この4月から市役所に戻り、地域に密着するという劇的に環境が変わった年でした。

 

ちょうど自治体は、来年度の職員採用が決まったところも多いと思います。その人達は、いま不安と期待でドキドキ😵💓ではないでしょうか。

 

たぶん入るとビックリするのが、役所って、こんなことまでやってるの?と仕事のイメージが変わると思います。でも一年もいると、窓口でお客様に聞かれたり、現場を見て何の問題か、大体わかるようになり、どの部署に案内すればいいか、大体わかるようになるのでご安心を。

 

しかしまぁ、とにかく分からない業界用語や、略語も多いです。

 

「れいき」「あいぎ」「よとく」「ぎうん」、、、

 

???

 

色々勉強することはありますが、

最初にアドバイスするとしたら、まず3つです。

 

内にも、外にも人脈を作りましょう。他の部署と連携するというのは毎日と言って良いほど起こります。

気軽に相談を持ち込める関係づくりは大切ですし、間違って案内しないように先に内線を入れたり、お客様と一緒に自分も行きましょう。

そして、外。地域にも人脈をつくると、長い役所人生で、困ったときに救ってくれる人ができます。苦しいとき助けてもらわないと、仕事って、続けられませんよね。

クレーム対応、イベント依頼、インタビューなど自分のスキルだけでは、仕事を達成することはできません。

 

これは少し長い時間がかかるかもしれませんが。。。

 

もう一つ、自分の真似るべき先輩、上司を見つけることです。喋り方、考え方、行動、習慣などなど、その人をとことん真似し、最後は、自分で自分をアレンジし、追い越しましょう。上の人は自分の姿を見て育ってくれることが嬉しいと感じてくれるはずですから。

 

「守」「波」「離」  しゅ、は、り

 

ですよね。

最初は基礎を覚えて、それを使う。そして最後はそこから少し離れて自分の型を作りあげる。仕事も同じです。

 

そして最後は、「スケジュール」と「予算」を考えることです。

仕事をするときに、この2つだけは必須です。この2つがない企画や事業はありえません。

ということは、自分が担当することになった1年の仕事スケジュールをまず確認し、予算がどれだけあるのかチェックします。

エクセルのスケジュール表をデスクトップや紙ですぐ見れるようにしておき、漏れがないか確認しながら進め、最終的に予算がきちんと執行されていれば最低限の仕事はクリアできます。新しい仕事を作るときもこの2つは必ず考えましょう。

これだけ大事なので、異動したときは、まずその部署に関係する計画書で、目的、長期的なスケジュールを確認します。

それから、前任者の1年間のスケジュール、そして予算書を見ると、初めての部署でも概ねやるべきことや全体像が見えます。

細かいことは、少しずつ覚えれば大丈夫です。

これで平均以上の仕事はできると思います。

そこから、クリエイティブな仕事にも、どんどんチャレンジしていけばよろしいかと。

そこに仕事の積み上げや勉強で差がつくのですが。

 

偉そうに申し上げましたが、これまで仕事を溜め込んだり、相談できなかったり、色んな人が辞めていくのも見ました。

それはとてももったいなことです。

少しでも、そんな人たちに頑張ってもらうお手伝いができるなら、自分が嫌われても、面倒くさいと思われても、言うべきだと思っています。

 

前のブログにも書きましたが、私は地方自治体職員の仕事は、市民の生活に関することを何でもよくできる可能性を秘めていて、担当者の頑張り一つでらその幸せのお手伝いができる、とてもやりがいある仕事と思います。

これから地方行政マンとして働く皆さんにも、その喜びを感じてもらい、頑張ってもらいたいですね。