博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

2冊目の拙著を上梓しました!

📖「地域も自分もガチで変える!逆転人生の糸島ブランド戦略(実務教育出版)」を上梓しました。

4月20日発売。予約受付中です📕

https://www.amazon.co.jp/dp/4788911906

 

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 単なる事例紹介ではなく、これまで地域や組織でやってきたことを公務員だけでなく、サラリーマンの若手🏃💦の方々に向けて書きました(ビジネスジャンルとして出版)。

糸島の分析、調整業務を含めた政策立案の過程、そしてその手法の解説。若いうちから新しいことにチャレンジしてもらい、仕事の楽しさを知ってほしいという願いを込めています。
(糸島の状況への関心、視察のご希望などあった方には詳しく書いてるのでご参考に)

 

若いうちから民間の手法も使って分析力や政策形成力を高めてほしい! そして大学を辞め、路頭に迷い、普通の人のより世間しらずのまま役場に入り、これまで僕がどんなに弱い人間だったのか、暗黒時代も知ってもらい、これから輝く若い人たちの背中を押せたら幸いです。

 

近くで支えてくれる皆さんをはじめ、多くのご関係の方に、40才の節目にこのような機会をいただくことができ、本当に感謝を申し上げます。


あまりに想いを込めすぎ、約200ページの出版社からの要望にもかかわらず270ページを超え、それでも2章分ほど減らしました(原稿眠る)。

 

そして4月から経営戦略課に異動になりました。4年間関わらせていただいた皆様本当にお世話になりました。多大なご迷惑をおかけしたお詫びと心から感謝を申し上げます。
また置かれたところで精一杯やらせいただきますので、よろしくお願いいたします。

 

スーパー公務員直伝!糸島発!公務員のためのマーケティング力 も政策立案のお役に立てれば幸いです。

http://okagon.hatenablog.com/entry/2019/08/22/222655

仲間に恵まれた職場

博士課程入学のお祝いに先輩、同僚が食事に連れてってくれ、プレゼントまで✨

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こんな素敵な職場は、そうそうありません。
感謝の念に堪えません。
別の形で必ず恩返ししたいと思います。

 

テレビ撮影にいったときも。
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撮影現場にたまたま先にいた地域の仲間が、似顔絵入りで、メッセージを残してくれていたのです。うれしい!

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その彼が、糸島の地形をバックに、僕の似顔絵イラストも作ってくれました。

ピースドーナツ。円いドーナツを平和の証しに手に持ってるそうです。

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近くの仲間を大切に。これが一番です。

いよいよ博士課程へ

この春から、
九州大学大学院の博士課程に進学します👩‍🎓📖

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ここに通うことになるのか~

と言っても、博士課程では卒業要件としての授業は3コマのみ。それより博士論文審査に進むためには、インパクトファクターと言われる得点が一定以上の学会誌に論文3本を載せることが条件です。

先生の論文指導を受けに通うのがメインですね。

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糸島市を事例に、、、
観光・ブランドに関する地域イノベーションをテーマにしたいと思っています。

 

2年ほど箸にも棒にもかけてもらえなかったのですが(どのようなご研究をされているのか聞きたくても、メール時点でほぼ面会すらしてもらえない)、親身に相談に乗ってくださる先生に出会いました。

社会に役立てることは当然ですが、先生への恩返しの意味でも、しっかりした論文を書きたいと思います。 

 

そして糸島市の研究と言えど、支えてくださる職場の皆さんと家族に心から感謝致します🙇

 

人の役に立てた日は幸せ。

2日間、東京で講演。

私がお声かけいただけるのは、政策に使う

●データ分析

マーケティング

の2つですね。

 

初日は、青山学院大で開催されたマーケティング学会で講演してきました。f:id:okagon:20190523175454j:image

学校が素敵すぎて、羨ましい限り。
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統計に関心の高い先生や企業の参加者が多かったようです。

リーサスを使った分析をたくさん紹介しましたが、大学の先生たちは深いところが知りたいようで、また糸島まで調査に来たいとのこと。

●強みの見つけ方

●外国人の宿泊と日帰り観光客の出し方

   (直接の機能はないが出せる)

●販路の多さを定義する方法

などなど、たぶん世に出てない方法も含めて、いくつか型があるので、事例に沿って紹介したいと思います。

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そして、2日目は東京ビックサイト。

いつ来ても、おっきい。
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年に一回の自治体総合フェア。

10000人くらい来場があるらしく、ホントにすごい。
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私はB5。東京でしたが、なんとか会場は埋まって一安心。
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日本経営協会主催、自治体関係とのことで、こちらはデータ分析だけでなく、政策にどう経営手法を使ったかに力点を置いて解説。
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私の講演では、60~70代のご年配の方もよく拝見し(1割はきっといらっしゃる)、私みたいな若造の話にニーズがあるのかといつも驚きます。

ご定年後に地域で何かやってみたいと考えられているのか、ビッグサイトでは、最後方でスタンディングで拍手される方がいらっしゃったのが印象的でした。

 

そして、最も素晴らしい出来事は、

とある役所の方が、どうしても話を聞きたいと参加してくれていたことです。

 

自治体総合フェアと言っても、平日はなかなか自治体職員が参加しにくいと思います。そんな中、質問事項を準備して、わずかな時間にノートを取る姿勢にうたれて、全力で返してあげようと思い、私も真剣。あのような自治体職員は、きっと組織にとって、全国の地方公務員にとって、必要な人材になります。

 

私がこうしなさいとは言えませんが、いま迷っていても、とにかく一歩踏み出すことは、やった方がよいと思います。どの道に行ってもきっと後から返ってくるものは大きいはず。

 

迷ったら、

「どっちもつらいことは多いので、自分がいまワクワクする道」を選んでほしいです。

 

私も、あと20年役所にいるので、将来の楽しみが増えました。

 

毎日何かしらありますが、講演で多くの人の役に立て、ひとりの若い人の役に立て、そんな日は、自分が幸せな気持ちです。

RESASをそのまま使わない、地域活性化への活用術~日本マーケティング学会で講演します

日本マーケティング学会で講演します。

もし、よかったらご参加ください。RESASを他のデータと組み合わせて分析する事例を入れる予定。初披露の分析方法も!


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【第17回 地域活性化マーケティング研究報告会の参加募集!】

テーマ:「地域経済分析システム(RESAS)を活用した糸島市地域活性化の取り組み」
報告者:岡 祐輔 氏(福岡県 糸島市 秘書広報課)

 福岡県糸島市役所の岡さんは、次々と地元特産品の地域ブランド化、新たな販路の開発でその売上アップを実現し、数々の地域活性化関連の賞を受賞し、「スーパー公務員」と呼ばれています。

 そのマーケティングの背景・根拠として内閣府「地域経済分析システム(RESAS)」を徹底的に活用した分析があり、それを踏まえた地域活性化であることが特徴です。行政が地域特産品に関して地域の学生と取り組む、よくある商品開発とは違う(ご本人談)とのことです。

 今回はこのような地域活性化の取り組みの実例と、その背景となる基本戦略、データ分析の具体例からその活用の実践例について、お話しいただきます。


日時:2019年5月22日(水)19:00-20:30(予定)

場所:青山学院大学 青山キャンパス 17号館8階 大学院国際マネジメント研究科「青山ビジネススクール(ABS)」17803教室

参加費:1,000円
先着30名となります。ぜひご参加ください。

申込 http://www.j-mac.or.jp/research-project-new/21567/
*学会員のみエントリーできます。どなたでもネットで即時入会後、お申込みできます。

はじめて大学で講義

京都府立大学の学部3年生の講義に。f:id:okagon:20181222213006j:image

参加者ほとんどが地方自治体職員を希望しているとのこと。地方自治体の仕事のイメージが少しは変わった(良い方に)んじゃないか…
という気がします。

 

よく質問もして、賢い子たちばっかり✨

 

さすが講義に呼んでくださった恩師の一人T先生の教え子たちで、ロバート・パットナムの「孤独なボウリング」「哲学する民主主義」をしっかり勉強してました。

古典で結構なボリュームの本なんです。

自治体職員でもなかなか読んだことある人いないと思います。

 

この大学ホームページを見てみると、「地域公共政策士」って資格までつくってあって一定の政策立案レベルに到達させているのでしょうか…驚き。f:id:okagon:20181222213423j:image

しかし、パットナムしかり、習った理論をどう実践に使うかも、事例を踏まえて話させてもらい、そして、自治体職員が苦手な、課題を見つけて、絞り込むために、データをどう扱っていくか、また、扱う前に道を決める方法を教えて、ワークショップで体験してもらいました。

 

「最初難しかったけど、分かってきてできるようになりました」と。

2、3年で、地方公務員になったら、今日の話を思い出して実践に活かしてほしいな。

 

いつか再会できるのを楽しみに待ってます。

 

地域の共通価値を創りだす!

3年ちょっとぶりに、日本環境設計 会長 岩元さんと飲み会。

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岩元さんと言えば、この数年で一気に有名になった方。皆さんご存知のバックトゥー・ザ・フューチャーのタイムマシン「デロリアン」を、コネなしでハリウッドに行き、本物を買ってきた人です。

そして、次代を創る100人のトップに!

ちなみにソフトバンク孫正義さんは6位。

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何をされてるかといえば、こちら。

(岩元さんの紹介記事)

https://wired.jp/waia/2017/16_michihiko-iwamoto/

 

簡単にはリサイクルです。

有機物C,H,Oの「C」を分離して「糖」をつくられます。わかりにくいですね💦

布も、プラスチックも、世の中の多くが有機物!洋服、おもちゃなどから、バイオ燃料をつくる技術を開発されました。それも原料と燃料が1:1の比率で再生され、しかも何回も、半永久的にリサイクルができるんです!

 

その燃料でデロリアンを映画と同じ日に走らせました。そして、普段は自家用車としてデロリアンに乗ってあります笑

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http://bring.org/GoDelorean/

 

ほかにも、東京オリンピックの金メダルは岩元さんの技術で携帯電話から金を取り出して作られます!1個の金メダルに金6gを使うそうですが、携帯300台にあたります。

皆さん、ぜひ回収にご協力を!

https://medal-project.idc.nttdocomo.co.jp/

 

なぜ商社を辞め、この会社をつくられたかというと、

 

「戦争を無くしたい!」

 

戦争、内戦は、地下資源の奪いあい(レアメタルの争奪のために私たちが使うプレステ戦争があったことも…)。

地下資源を使う必要を無くし、戦争を無くすという志をもって、服からバイオ燃料をつくり始めました。

 

紛争地域の地雷撤去、子ども兵救済などでの活躍のテラ・ルネッサンス代表  鬼丸さんは(https://www.terra-r.jp/index.html)、岩元さんと出会って、

「あぁ~、やっとこれで戦争が終わる」

と思ったそうです。

 

原料の服をお店に持ち込む消費者、回収箱を置いてくれるお店、石油を使わず製品をつくるとコミットする企業。

まさに共創価CSV(creating shared value)!

 

フランス政府も、東京の次にあるパリオリンピックで岩元さんに相談。EUも、G20も、そして、世界中から投資をしたい企業が岩元さんのビジネスにあつまってます。

 

CSVはマイケルポーターが提唱した次代のマーケティング戦略。共通価値を創造していくための3つの方法を具体的に示しています。

どれも、今回の岩元さんのビジネスに当てはまります。バリューチェーンは、本当に世界の流通が変わりますね。石油は輸入されなくなる、ごみ処理上に行かず、燃料を運ぶ体制も変わる。一気に社会構造が変わります。

 

正しいを楽しく!

デロリアンだけでなく、燃料で飛行機を飛ばす!金メダルをつくる!

ワクワクな仕掛けがたくさん!

 

ちょうどこれに関して見た映画が、

ボヘミアン・ラプソディーではなく(見ましたが)、

「パッドマン」

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インドの貧しい村では、生理用品が買えず、毎月5日間、汚らわしいものとして女性が屋外に隔離され、汚い布を使って病気になったり、不妊になったり、亡くなってしまったり、女の子は学校にも行けなくなる深刻な問題。主人公は、妻との結婚を機に、妻の体を心配し、女性を助けてあげたいと、自分で製品や製造機械を作り出す話。

風習を壊そうとする彼に対して、村人たちからものすごい反発にあい、村八分。村を追い出されてしまいます。しかし、妻の、女性の健康を守りたい一心で彼は諦めません。

そのことが、人々の共通価値へ。

 

私は、博士課程で、ちょうどこのこと、共通価値をテーマにした地域経営を研究しようと思っています。

例えば、日本の食はいい方に進んでいるとは…

消費者、企業、農家、自治体から共通の価値を定義して、連携を創ることは可能だと思いますし、これから持続可能な地域を作っていくためにはこのような手法が必要です。

 

先輩の博士論文も読み、自治体経営における、NPM(ニューパプリックマネジメント)は、短期的な効果を追及しすぎており、消費者、住民までを経営に巻き込んだNPG(ニューパプリックガバナンス)による共通価値を定義していくことが重要になってきます。

 

これから共通価値を創出する地域経営が重要。いくつか調べた大学に経営学の社会人博士コースがありますが、いろいろ考えたり、アドバイスを受け、方向を決めました。

実践しながら、そして、さらに自分の力をあげ、糸島で地域経営モデルを!

 

地域で起こっている社会課題を解決するために、「つながり」と「マス」を意識して、自治体職員にしかできないことを、、、

見たことあっても、やったことないを解決!全国の公務員に学びを提供する!

 
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熊本県庁の方が中心になり、立ち上げられた公務員だからこそマーケティングを学ぶ会の地域政策マーケティングセミナーの講師を勤めてきました。

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30人募集のところ、休日にも関わらず、50人を超えて会場のキャパオーバーで募集打ち切ったそうです。椅子だけの方々、書きにくかったかもしれません。

ありがたいですが、参加できなかった皆さん、またどこかで機会があれば!

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こんなにたくさんの人の役に立てるチャンスをもらえるって、当たり前じゃないです。

熊本だけでなく、福岡、大分、鹿児島からも。

そして、熊本県内市町村1/2、熊本・福岡県1/4、財務省国交省など国1/4と、所属もいろんな公務員が集まっていらっしゃいました。すごい!

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これまで「見たことや聞いたことがあった」マーケティングの分析ツールを実践でどう使うか…実践での事例を初めて見た、特に行政分野であったんだ。という方々が多く、これまで聞いた話や本で読んだことを自分で使ってみる気が湧いたという感想が多く、早速仕事で使ってみた資料を送ってくださいました。

マーケティングって、モノ、サービスを売るだけでなく、いろんな考え方に応用できます。そもそも経営学の一分野から枝分かれした学問で、経営全体の考え方から生まれたものですから。

100年前に欧米で、そして50年遅れて日本でやっと始まったマーケティング。日本はそれだけ遅れてますが、行政分野に入ってきたのも本当最近。民間のマーケターをまちづくり、DMO、ふるさと納税などの分野で起用する例も出てきましたが、全国の274万人のうちほとんどが、叩き上げの公務員。同じ立場の私が、たくさんこれから事例をつくるのことで、皆さんの励みになれば。f:id:okagon:20180924205539j:image

最後はガッツポーズで記念撮影。

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懇親会は少ししかおれず、皆さんとゆっくり話せませんでしたが、同業なので、またどこかでお会いしたいと願ってます。

公務員の『二枚目の名刺』というのが流行っていますが、私の場合、本業の仕事に加えて、MBA地方公務員講師、文化財継承の神楽師、公共経営研究会QAN-p(九州大学アラムナイネットワークパブリック)事務局など2枚目と言わず、3枚も4枚も作れそうなので、1枚しか持っていません💦作るのが大変そう。

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実はこの日ダブルヘッダーで、官民で社団法人を作って、勉強会を開催してあるKumamoto TurboのRESASによる政策立案セミナーへ。

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内閣府の政策アイデアコンテストに応募される前提で、3つの政策案をブラッシュアップしました。レベルの高い分析がなされていたプランもありました。(きっといいとこまで行けます!)

セミナーでは、コンテストの主旨である科学的な分析。そのコツを徹底的に意識しました。

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「(データの)分解」、「比較」、「二軸(で仮説検証)」、「データがなければ代替データ」、これらを使うクセをつければ様々な事を論理的に解決できます。


2つの会の皆さん、セミナーの内容はデータ分析とマーケティングで違いましたが、少しでも地域政策を考えるときに生かしていただけると嬉しいです😊

 

黒亭らーめん

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陣太鼓アイス

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を食べに連れてってもらいました😊

熊本、美味しいものたくさん。

 

こんなにたくさんの人の役に立てるチャンスをもらえるって、当たり前じゃないです!

昨日の反省もしながら、10/2~3はJIAMで全国の自治体職員の皆さんに会いにいきまーす❗


糸島だけでなく、日本の地域課題解決に貢献すべく、がんばるぞー

地方公務員がビジコン審査員に!

九州大学のビジネスプランコンテストの審査委員をしてきました。

なんで公務員の私がビジコンの審査をするのか、プレゼンする人たちからは違和感があったかもしれません。

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最後の審査講評でも話しましたが、全部に共通して言えたことは、ターゲットの絞り込み、つまり、ペルソナがイメージされていないこと。ほとんど、ざっくりしたセグメントを切ることで終わっていました。

 

市場規模も、セグメントの上位数%という方法になってしまいがちです。いわゆる「チャイナシンドローム」と呼ばれます。

 

ペルソナがしっかりイメージされれば、尖ったアイデアも浮かんできます。

 

私は経営学を政策に持ち込むことを自分なりに研究しているため、政策でも同じようにサービスのターゲートを決めてから、目標値を出します。例えばあるターゲット層の企業に絞り込んで、『137社』誘致すれば、法人市民税収入で、福岡都市圏の平均を超えることができるなど。。。

 

この辺は、書くと長くなるので、実践で一緒に働く職場の人に、実例を見せて方法を伝えていきたいと考えています。

 

講評では、もう2つ話しましたが、それとは別に、このコンテストに出た人たちは、それだけで得るものは大きかったはずです。

 

一連の企画立案の流れがわかり、なんといっても人前で自分の考えを発表し、評価してもらうことで、度胸と積極性がアップします。

次からは当たり前のように応募でき(先輩たたちはみんな卒業後もやってます)、ここで学んだことや周りの人のレベルが高かったことに気付くはずです。きっと彼らの中から、活躍する人が出てくると思っています。もともと経歴もすごい人たちがたくさんいますし笑f:id:okagon:20180917112102j:image

 

昨日ベンチャーピッチコンテストで、写真右側の先輩2人乗が1,2フィニッシュで世界大会のサンフランシスコ行きが決定。

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2人とも、最近糸島で桑の木を植える相談に来られたり、政策アイデアの相談に来られたり、そんな人がたくさん近くにいてくれるのは、刺激がたくさんもらえ、サボり癖が抜けるので、卒業後を見据えた大学選びも重要ですね。

 

P.S.

それから、RESAS COMMUNITYで連載投稿していましたが、9/14で第10回(最終回)を終えました。

https://community.resas-portal.go.jp/user/topic/343


結構大変でしたけど、割とあっという間でした。途中で、遠方の知人に『見てますよ』と言われたり、メールいただいたり、紹介した著者からコメントいただいたり、というのが本当に後ろ支えになりました。

ラソンの応援みたいなものでしょうか🏃💨

さすがに2ヶ月半、
毎週休まず続けると達成感は得られました🙆

貴重な機会をいただいた内閣官房の皆さんに感謝🙏

 

リーサスコミュニティなので、(とくにリーサスを使った)分析のノウハウを書いた投稿の方が反応がよかった気がします。

ただ、

「実現しないアイデアは、ただの妄想である」

と、有名デザイナーの佐藤可士和さんの言葉にあるように、アイデアを考えるときに実現可能性はとても大事です。実現可能性がなければ、アイデアは存在しないのと同じであるし、実際の仕事ではデータを使うかに関係なく、どうすれば予算がつき、利害関係者が納得するか、充分考えるはずなので、コンテストでは考えないのはやっぱりおかしい…

 

今回、私が関わったビジコンの審査でも、純粋にプランの実現性を見るための、

「実現可能性は他項目より2倍の配点」

がありました。

そんな想いもあり、実践フェーズの回数を最後の3回ほど投稿させていただきました。

全10回、皆さんの参考になっていれば幸いです。