博士&MBA地方公務員の日々挑戦

(学問上)経営学をマスターした行政マンが、どれだけ地域政策に役立てるか、その実践をゆるくつづります

糸島ファームtoテーブル分析編②~2軸で見るともっとわかる~

データを分析するときの手法のひとつとして、2軸で見ることをオススメします。

これも、コンテストで参考にするために、スライドに入れました。

よかったら見てみてください。

 https://youtu.be/UPho-RYS5gg

 

■複数の視点で見ることができる

■データを組合せると分析が深くなる

■ポジションがわかりやすい

といった効果が得られます。

 

これは縦軸が農産物販売額、横軸が農業者の数を表しています。

糸島市が他自治体と差別化できるポジションにあることがわかります。ということは、この軸で打つ政策は強みとして使えます。

これもRESASからデータをとれるので、他自治体との比較を同じようにやればどの地方でも同じ分析ができるのでぜひやってみてください。縦軸を商工業、漁業、観光に変えてみるなどバリエーションも多数です。
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もっと数を集めると、従業者と販売額の関係を求めることもできます(方程式にもできます)。また、似たようなグループも存在し、塊(クラスター)にも分類できるかもしれません。

それらは、1つの軸の棒グラフでは気付けないことですが、2軸にするだけで、分析が深まり、自分のポジションがわかります。

 

少しずつですが、糸島ファームtoテーブルに入れた分析の考え方をご紹介していきます。

東北の講演でも話しましたが、糸島市だけよくなればいいとは考えられません。日本全体がよくなるために、全国の地域の自治体職員の悩みを少しでも解決できるお手伝いがしたいと思います。